2016 Fiscal Year Annual Research Report
就学前教育と学校教育の接続における情報共有に関する国際比較研究
Project/Area Number |
16H05722
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
七木田 敦 広島大学, 教育学研究科, 教授 (60252821)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真鍋 健 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10611197)
飯野 祐樹 弘前大学, 教育学部, 講師 (10633612)
水内 豊和 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (30372478) [Withdrawn]
上村 眞生 西南女学院大学, 保健福祉学部, 准教授 (30530050)
田中 沙織 広島女学院大学, 人間生活学部, 准教授 (40548799)
松井 剛太 香川大学, 教育学部, 准教授 (50432703)
岡花 祈一郎 福岡女学院大学, 人間関係学部, 講師 (50512555) [Withdrawn]
大野 歩 大分大学, 教育学部, 准教授 (60610912)
佐藤 智恵 神戸親和女子大学, その他の研究科, 講師 (90552232)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 保幼小接続 / 国際比較 / 小学校カリキュラム / イギリス / カナダ / イタリア / ニュージーランド / 中国 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年11月7日・8日ミラノカトリック大学(Catholic University of Milan)、ミラノ市内公立学校を訪問し、イタリアの幼児教育の現状と課題についてのインタビュー調査した。幼・小接続における問題は表面化していないものの、大都市になると一人のコーディネーターが管轄する子どもの数が千を越えることもあった。2017年2月19日~27日カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)において、カリフォルニア州における家族支援を通した保幼小接続に関する実地調査を行った。2017年3月8,9日、イギリス・ロンドン、ペングリーン研究・発達・研修センターにおいて就学前施設における保育実践の訪問視察と資料収集した。評価においては、成長の過程が重視されつつも、2歳児時点における発達評価や5歳児時点の到達度評価が行われていた。2017年3月26日から31日にかけてニュージーランドのダニーデン市を訪問した。滞在中は、オタゴ大学での資料収集、同大学内にあるChildren’s Issues Centerの訪問、同市内にあるSt. Leonard’s Playcentreで観察を行った。就学前カリキュラムの理念から5つのキー・コンピテンシーが作成され、2011年には双方のカリキュラムの接続モデルが作成された。2016年4月5日、4月8日、カナダBerwick Child Development Centre、Archibald blair elementary schoolを訪問した。カナダのブリティッシュコロンビア州における就学前教育から小学校への接続の実態を明らかにした。2017年1月5日(木)~8日(日)に中国の山東省泰安市を訪問した。泰安博苑幼児園の見学、園長への聞き取りを行った。年長児クラスでは教室環境を小学校に類似させ、子ども個人の力(学力)を伸ばそうとしていた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的通り研究は進んでいる。
|
Strategy for Future Research Activity |
昨年度、対象としていながら、訪問調査できなかった、ベルギー、スウェーデンを調査する計画である。
|
Research Products
(10 results)