2018 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of early diagnostic markers for nasopharyngeal carcinoma and experimental verification through fieldwork in southern China
Project/Area Number |
16H05829
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
村田 真理子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (10171141)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
及川 伸二 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (10277006)
翠川 薫 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (20393366)
馬 寧 鈴鹿医療科学大学, 医療科学研究科, 教授 (30263015)
平工 雄介 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (30324510)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 上咽頭癌 / 中国南部 / DNAメチル化 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
Epstein-Barrウィルス(EBV)感染は、国際がん研究機関IARCにより、「ヒトに対し発がん性あり」(Group 1)と評価され、リンパ腫や胃癌、上咽頭癌の発症に関与する。中国南部では上咽頭癌の有病率が高く、我々は広西医科大学と共同研究により、上咽頭癌患者の生体試料において、DNA損傷、DNAメチル化、microRNAなどのバイオマーカーについて検討を行ってきた。平成30年度は、上咽頭癌および非がん患者の組織および血漿を用いて、DNAを抽出し、メチル化感受性および依存性制限酵素で処理し、メチル化定量PCR法によりメチル化率を定量した。上咽頭癌組織および血漿での候補遺伝子メチル化率は、いずれも癌患者で有意に高い値が得られた。スクリーニング方法として、DNAメチル化率は有意なROC曲線AUCを得られたが、組織に比べ血漿試料では十分に高い感度と特異度は得られなかった。フィールドにおいて血漿中のDNAメチル化率により上咽頭癌を判別するには、他のマーカーとの組む合わせることが有用であることが示唆された(第89回日本衛生学会総会、2019年2月;論文準備中)。 マイクロアレイやRNA seqの公開データベースを用いて、メチル化率差がある遺伝子を探索し、Growth differentiation factor 10 (GDF10)を見出し、上咽頭癌における発がんへの関与を検討した。上咽頭癌において有意に発現が低下し、プロモーター領域の高DNAメチル化が明らかになった。また、病期III~IVでは、病期I~IIに比べGDF10遺伝子発現レベルが低かった。上咽頭癌細胞にGDF10を導入したところ、細胞遊走および浸潤が抑制され、GDF10が上皮間葉転換を阻害し、がん抑制作用を持つことが示唆された(第77回日本癌学会学術総会、2018年9月;論文準備中)。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Oxidative DNA Damage Induced by Pirarubicin, an Anthracycline Anticancer Agent, in the Presence of Copper(II)2018
Author(s)
Mizutani H, Nishimoto A, Hotta S, Ikemura K, Imai M, Miyazawa D, Ohta K, Ikeda Y, Maeda T, Yoshikawa M, Hiraku Y, Kawanishi S.
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Journal Title
Anticancer Research
Volume: 38
Pages: 2643-2648
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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