2017 Fiscal Year Annual Research Report
Basic research on the extraction of appropriate indicators to measure research capability (by research field or by university function) and visualization of university research capability
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16H06580
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Research Institution | Center for Novel Science Initatives, National Institutes of Natural Sciences |
Principal Investigator |
小泉 周 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(新分野創成センター), 新分野創成センター, 特任教授 (10296551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
調 麻佐志 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (00273061)
鳥谷 真佐子 慶應義塾大学, システムデザイン・マネジメント研究科(日吉), 特任講師 (90420819)
後藤 真 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90507138)
川本 思心 北海道大学, 理学研究院, 准教授 (90593046)
清家 弘史 東北大学, 研究推進・支援機構, 特任准教授 (20523161)
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Project Period (FY) |
2016-07-15 – 2018-03-31
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Keywords | 研究力分析 / 指標 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに、大学や研究機関ごと、また、分野ごとに、その研究力を定量的に把握する指標を検討し、量・質の様々な指標とともに、「厚み」の指標もくわえた評価が必要であることを報告した。 今年度は、その報告書を作成し公表するとともに、海外の取り組み(英国、ロシア、韓国、台湾)との意見交換を実施した。 英国におけるResearch Excellence Framework(REF)やSnowball metricsにおける指標の取り扱いとの比較と、厚みを加えることの是非、また、ロシア、韓国、台湾とは、非英語論文の研究力について、量・質・厚みの観点でどのような評価指標が検討可能か、についての議論を深めた。 さらに、2018年12月には、英国、ロシア、韓国、台湾から、研究力分析に関する専門家をおよびし、国際シンポジウムを開催した。この取り組みを通じて、定量的評価は適切なもとに使われれば、研究力を分析する非常に有効なツールとなること、ただし、そのためには、複数の異なる観点での指標を用いることが重要であり、一つの指標やランキングに依存した研究力分析は推奨できないことなどを、共通の合意として得た。 厚みに関しては、現状を把握する指標であるとともに、将来の大学の研究力の向上を予測する基盤となる指標であり、また、将来の大学の評判とも相関する指標であることが分かった。こうした厚み指標による研究力の将来予測可能性については、今後の課題として検討をすすめたいと思っている。
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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