2016 Fiscal Year Annual Research Report
小児科外来における医療関連感染予防のための玩具の衛生管理方法の検討
Project/Area Number |
16H07118
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
吉川 寛美 名古屋市立大学, 看護学部, 助教 (40778198)
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Project Period (FY) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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Keywords | 感染予防 / 小児 / 療養環境 / 玩具 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、小児医療において玩具等の共有物品や療養環境等を適切に衛生管理することで、それらを介した医療関連感染を防止し、子供たちの健康と質の高い看護ケアの提供に寄与することを最終目的としており、小児科外来の診察室や処置室、プレイルーム等に設置されている玩具等の共有物品の衛生管理方法の実態および汚染の実態を明らかにし、衛生管理上の課題を明らかにすることを目的としている。 平成28年度は、研究協力施設との打ち合わせを行い、研究開始に向けた調整を進めた。予定していた研究協力施設において、感染予防の観点から、小児科外来診察室および処置室には共有玩具を設置しない、という方針への変更があったため、新たな研究協力施設の調整が必要となった。小児科外来診察室および処置室において玩具を設置し看護に使用している、研究協力施設を新たに検討し、打ち合わせおよび研究協力依頼に向けた調整を進めた。 同時に、研究方法や内容の再検討を行った。玩具等の共有物品の衛生管理の実態を明らかにするうえで、外来待合室や診察室および処置室等での、小児や付き添い者の行動観察を行うこととし、調査用紙等を作成した。また、衛生管理の実態を明らかにするうえでの、細菌学的調査の必要性を再考し、今回の研究では清浄度調査のみ行うこととした。本学の倫理委員会の承認に向けて進めている。そのほか、本研究において使用予定である、統計学的解析手法の研修を受け、スキルアップを図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予定していた研究協力施設において、感染予防の観点から小児科外来診察室等に共有玩具を設置しない方針に変更となったため、新たな研究協力施設の調整が必要となり、時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
本学の倫理委員会の承認を得しだい調査を開始する。現在新たな研究協力施設の院長との打ち合わせを近日中に計画している。
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