2017 Fiscal Year Annual Research Report
競技アスリートの減量後の回復法と安定同位体標識クレアチンによる骨格筋量測定の検証
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16J11877
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Research Institution | National Agency for the Advancement of Sports and Health |
Principal Investigator |
下山 寛之 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ研究部, 特別研究員(PD) (80760652)
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Project Period (FY) |
2016-04-22 – 2019-03-31
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Keywords | 身体組成 / アスリート / エネルギー代謝 / MRI / 水分代謝 / 骨格筋量 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的は (1) 安定同位体を用いたアスリートの1 日の水分摂取量の基準値づくり、(2) 安定同位体を用いた減量後の回復(リフィーディング)による基質の取り込みとその消費のタイミング、食事構成比の影響を検討する (3) アスリートのための正確かつ簡便な安定同位体標識クレアチン(D3-creatine)を用いた骨格筋評価方法の妥当性の検証を行うことである。 平成29年度の研究として、研究目的の1つであるアスリートのための正確かつ簡便な安定同位体標識クレアチン (D3-creatine) を用いた骨格筋評価方法の妥当性の検証をスタートさせた。妥当性検証のためのアスリートの目標サンプルを40~60名に設定し、全身のMRI撮像方法を複数回に渡るプレ実験を重ね方法を確立させた。本年度は6名のデータを取得することができ、引き続きデータの蓄積及び解析を行う予定である。また、全身MRIの画像の分析法に関しては分析会社と調整中であり、D3-Creatineの分析に関して、海外大学との共同研究としての実施を調整中である。さらに、この研究で取得している水分代謝、基礎代謝、その他身体組成評価法 (生体電気インピーダンス法、DXA法、同位体希釈法、多成分モデル) のデータ解析も、他の研究機関と協力し解析する予定である。また、重水素安定同位体を用いた水分代謝のデータの蓄積も進み、現在、データの一部を研究論文として投稿中(オープンウォーター選手、セーリング選手など)であり、水分摂取量の有用な参考値と成り得ることが予想される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、予定していたうちの1つの実験が完了し、2つの実験が進行した。また、開発した減量プログラムの有用性に関する研究内容を国内誌及び海外誌にそれぞれ報告することが出来た。以上の理由から、研究進捗状況が概ね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
現状で研究対象者を増やしつつ、外部機関と連携しサンプルの解析を進める次第である。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Effect of duration of rapid weight loss on body composition change in elite collegiate wrestlers2017
Author(s)
Kondo E, Yamada Y, Sagayama H, Shiose K, Onishi T, Motonaga K, Kamei A, Nakajima K, Ebine N, Higaki Y, Tanaka H, Okamura K, Takahashi H.
Organizer
4th International Recent Advances and Controversies in Measurement of Energy Metabolism (RACMEM)
Int'l Joint Research