2018 Fiscal Year Annual Research Report
Activity Recoginition and Inner State Estimation for Tourist
Project/Area Number |
16K00134
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
岩本 健嗣 富山県立大学, 工学部, 准教授 (40553136)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 動態調査 / 位置情報 / 行動変容 / 興味推定 / 視線計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
スマートフォンアプリを用いて、観光客の動態を収集するシステムを開発し、そのデータを元に観光客の行動を変容させる研究を行なった。またそれに加えて、人の内面状態とその影響を、ショッピングモールへをフィールドとして来街者の購買目的が視線に与える影響について調査を行なった。 まず、スマートフォンアプリでは、ユーザの属性とコンテンツの関係について調査した。具体的には、あるイベントの内容を紹介するコンテンツ、大規模な世界遺産に登録されているお祭りの紹介、誘客を行うコンテンツ、自然を中心とした世界的な観光地のコンテンツの3つで調査を行なった。また、対象とする属性としては、年齢、性別、居住地、観光目的、観光形態(人数、宿泊有無)を対象とした。結果として、属性の中でも、特に年齢と居住地がコンテンツの閲覧による行動変容の確率と、密接な関係があることが明らかになった。この結果は、ローマで行われた国際会議、The Third International Workshop on Smart Sensing Systems (IWSSS ’18)で発表した。 また、内面状態については、大規模なショッピングモールをフィールドとして、その中の1つの店舗を対象にして、来店者が購買目的を持った来店者(計画購買者と呼ぶ)と、具体的な購買目的を持った来店者(非計画購買者と呼ぶ)では、その内面状態が視線の動きの変化に現れるという仮説の検証を行なった。実際の店舗で両方の被験者を設定し、購買活動を行わせ、実験した。結果として、特に左右方向の視線の動きに特異な違いがあり、またそれを判別できることが明らかになった。
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Research Products
(1 results)