2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Concierge-type Material Search System to Capture People's True Information Needs
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16K00450
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
原田 隆史 同志社大学, 免許資格課程センター, 教授 (30218648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兼宗 進 大阪電気通信大学, 工学部, 教授 (00377045)
逸村 裕 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (50232418)
宇陀 則彦 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (50261813)
岡部 晋典 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 講師 (60584555)
佐藤 翔 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (90707168)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 図書館システム / 情報検索 / 情報推薦 / 書評 / ディスカバリーツール / 料理検索 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は以下の研究とその評価を行った。 (1) グルメ検索システムの構築に向けた予備調査:コンシェルジュ型検索の一例として、自身が食べたい料理に関する情報について、レシピサイトや店舗レビュー、図書等、個々の情報源種ごとではなく、統合的に検索できる「グルメ検索」の実装を検討した。その予備段階として1,000種類の料理名について、それらを書誌情報やレビューに含む図書をAmazon.co.jpのデータを用いて収集した。収集の結果、8割以上のデータがノイズであり、具体的には「ガレットとマーガレット」、「ドリアとエイドリアン」等、部分一致の問題でノイズが発生していることが判明した。ここからグルメ検索のインデックス方式についてはn-gramではなく形態素解析を用いる必要があることが示唆された。
(2) ディスカバリーツールに関する評価実験:従来型OPACと高度な機能を備えたディスカバリーツールを被験者が同時に使用・比較する評価実験を行った。100名超の被験者(大学生)に対し、6問の課題を課し、いずれもOPACとディスカバリーツールの双方を用いて回答を作成するよう依頼した。その結果、ディスカバリーツールについて、ツール自体の使用頻度(習熟度)よりも本人の年齢(学年)が正答率に影響することが示された。ツール単体の習熟度よりも本人の経験・知識がツールの利用方法に影響したことから、ツールのみで機能改善を測るのではなく文脈情報を加える本研究課題の有益性が改めて示唆された。
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Research Products
(4 results)