2018 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on Extraction of Potential Knowledge Oriented toward "Local Community Revitalization Design" by Text Mining
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16K00713
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
城間 祥之 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (90113571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柿山 浩一郎 札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (30410517)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | テキストマイニング / ビッグデータ分析 / 地域創生デザイン / 潜在知識抽出 / 文章解析 / 質的データ分析 / 住民意識調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,地域住民などの意識調査データ(テキスト)の分析に,文書ビッグデータ分析手法として注目を集めているテキストマイニング手法を他者に先駆けていち早く適用し,地域創生デザインに関する潜在知識を抽出することであり、同時に、研究過程で得られる新しい知見やマイニング分析技術を地域創生関係者へ伝授すべく解説書にまとめ、その有効性を確認することである。最終年度(平成30年度)は、平成25年度 文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択された札幌市立大学『ウェルネス x 協奏型地域社会の担い手育成「学び舎」事業』で実施された、「札幌市南区在住65歳以上高齢者の健康に関するニーズ調査」の集計データ(自由記述文書)をマイニング分析し、属性(性別、年齢区分)ごとの特徴(潜在知識)を抽出した。例えば、“場―欲しい”、“場所―欲しい”、“施設―欲しい”など、高齢者が集い活動する“場”や“場所”に関する意見(要望)が多く出たが、これらの意見(要望)は女性から多く、女性の方が地域での交流や活動の場を積極的に求めていることを明らかにした。 また、本研究では、学生や行政担当者が自らテキストマイニング分析を容易に行えるよう、マイニング分析技術や分析結果(グラフや数値データ)の解釈方法などを例示した解説書を作成するとともに大学院生を対象とした講習会を実施し、その有効性を確認した。さらに、研究の概要を紹介するリーフレットを作成し、地域創生デザインに係わる関係者に配布するとともに、ウェブサイト(http://kakiyama.info/research/kaken/2018/tm)にそのpdf fileを搭載し、広く社会に公開している。 今後、札幌市まちづくり政策局政策企画部企画課が実施した札幌市民向けアンケート調査の分析に本研究の手法を適用するとともに行政担当者を対象に講習会を実施する予定である。
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Remarks |
発表者名:城間祥之、柿山浩一郎 発表表題:大容量文書データのテキストマイニング分析 ― 札幌市南区在住65歳以上高齢者の意識調査データを対象として ― 学会等名:2018 SCU産学官金研究交流会 発表年:2018年
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Research Products
(2 results)