2018 Fiscal Year Research-status Report
科学技術コミュニケーション分野におけるケースメソッド教育プログラムの研究開発
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16K01001
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
石村 源生 東京工業大学, 地球生命研究所, 特任准教授 (90422013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 慎市郎 グロービス経営大学院大学, グロービス経営大学院, 准教授(移行) (90773797) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ケース / ケースメソッド / ケースライティング / 正確さとわかりやすさのトレードオフの指標 / 研究文脈 / 構造化インタビュー / 異分野融合 / 研究広報 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者の所属する東京工業大学地球生命研究所では、最先端の学際融合研究が活発に行われている。研究代表者は、研究所の広報担当者として、これらの研究内容を一般向けに効果的に表現し、伝えるための二つの手法(下記(1)および(2))を開発した。 (1)「Index of Accuracy-Readability Trade Offs」(=正確さとわかりやすさのトレードオフの指標)を開発し、これを複雑な科学情報に適用し、5段階のトレードオフに重層化したコンテンツフォーマットを開発した。 (2)異なる専門分野を持つ複数の研究者の「研究文脈」を、構造化インタビューによって抽出し、相互の関係を可視化し、異分野融合の可能性の発見を促すコンテンツフォーマットを開発した。 続いて、これらのプロジェクトのケース化を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度健康状態を損ね4ヶ月病休を取得し、その間の研究活動を休止せざるを得なかったため、今年度においてもその分の遅れが影響した。
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Strategy for Future Research Activity |
研究広報の実務を題材にしたケースを作成し、模擬授業、ならびに研究者を対象としたFD研修にて教材として使用し、その効果を評価する。さらには、ケースを学習者自身が作成する方法論を確立する。
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Causes of Carryover |
一昨年度健康状態を損ね4ヶ月病休を取得し、その間の研究活動を休止せざるを得なかったため、その分の遅れが今年度にも影響し、次年度使用額が生じた。 今年度の使用計画については、ケース・メソッド教育を用いた授業内容記録用のデジタルカメラ、デジタルビデオ等の購入、授業の運営補助、データ分析補助のためのアルバイトの雇用等に予算を充てる。
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