2017 Fiscal Year Research-status Report
子どもの死の認識と自尊感情を育む教育プログラムの実践的研究
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16K01642
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Research Institution | Nihon Wellness Sports University |
Principal Investigator |
近藤 卓 日本ウェルネススポーツ大学, スポーツプロモーション学部, 教授(移行) (60266450)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | いのちの教育 / 学校 / プログラム / 実践研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、中国地方を中心として関東地方にも対象を広げて、小、中、高校生を対象とした「いのちの授業」を実施した。これらの結果については、日本いのちの教育学会第19回大会(2018年3月3日、鹿児島県出水市)において報告した。そのほか、2018年2月には、小・中・高校生対象の「いのちの授業」で行った実践を基に、教員や保護者向けの書籍として『いじめからいのちを守る』(金子書房、2018年2月)を刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成29年度は、28年度に実施できなかった量的調査を検討することとしていたが、再検討の結果量的調査を行うことよりも、実際のプログラムを数多く実践し、そこから児童生徒および教職員の意見を直接収集することの意味を再確認した。 そのために、年間数十回に及ぶいのちの授業の実践を試みてきた。現在、その際に収集した資料を整理し分析している段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に実施した「いのちの授業」の実践を、最終年度である平成30年度も引き続き実施し、その検証を最終的に行いたい。とりわけ、自尊感情の理論と実践の領域において、さらに実用的で精緻な調査ツールを開発し標準化するとともに、それを用いて教育プログラムを評価する実践を積み重ねることとしたい。
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Causes of Carryover |
平成29年度は諸事情(所属先の移籍等)があり、いのちの授業の実践及びその報告等の活動が若干滞った面があった。 最終年度でもある次年度(平成30年度)には、いのちの授業の実践を数多く行い、最終的な研究目標である教育プログラムの完成に向けて精力的に活動を行う所存である。
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Research Products
(2 results)