2018 Fiscal Year Research-status Report
カジノを駆動部分としたIR(Integrated Resort:統合型リゾート)
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16K02085
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
佐々木 一彰 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (20329915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 信盛 大阪商業大学, 付置研究所, 研究員 (70772664)
中條 辰哉 大阪商業大学, 付置研究所, 研究員 (90411470)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | カジノ / 統合型リゾート / Integrated Resort / ホスピタリティ / 観光 / 依存症 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年7月20日にカジノを収益の核とする統合型リゾートを合法化する法案が国会で可決された。その審議過程で様々な意見が出、法案の概要等も提示されたがそれらを鑑み、2018年度においては研究代表者の佐々木一彰はJapan Academic Society of Hospitality Managementより発行されているInternational Journal of Japan Academic Society of Hospitality ManegementVol.5に日本の統合型リゾートの制度と既存のゲーミング産業の制度、および日本国内で急速に取り上げられつつある依存症の問題、および規制の問題を鑑みホスピタリティの観点より検討を行った。統合型リゾートにおける制度等は現存する各種ゲーミング産業とのある意味すり合わせ等が必要であり前述の急速にクローズアップされてきた依存症の問題にも対処せざるをえないことを本論文で指摘した。研究分担者である大阪商業大学の中條辰也氏は大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要第20号に「統合型リゾートとコンプメンタリー」およびIR*ゲーミング学研究第15号には「ゲーミングの潮流」を執筆し統合型リゾートの経済的な面からのアプローチを行った。もう一人の研究分担者である大阪商業大学の大谷信盛氏は大阪商業大学アミューズメント産業研究所紀要第20号に「カジノ従業員向け研修とギャンブル障害の最小化」を執筆し統合型リゾートにおける社会的な側面からのアプローチを行った。また、佐々木一彰は日本ホスピタリティ・マネジメント学会全国大会および余暇ツーリズム学会、AsiaG2E等で当該テーマに関係するテーマで報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果はおおむね順調に推移している。ただし、3年に一度の国際会議で報告するために当該研究期間を1年延長した。
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Strategy for Future Research Activity |
国際会議での報告を行うとともに新しく2019年度より開始される当該研究テーマと類似のテーマに沿った形で研究を遂行することとする。
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Causes of Carryover |
2019年度において3年に一度開催される国際学会に参加し報告するため。
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Research Products
(7 results)