2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
16K02333
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
細田 明宏 帝京大学, 文学部, 准教授 (20412801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 静夫 京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 名誉教授 (50381926)
寺内 直子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10314452)
大江 朋子 帝京大学, 文学部, 准教授 (30422372)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 学際的研究 / 実地調査 / 聞き取り調査 / 心理学調査 / 共同研究 / 情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者、分担者ともに、各自の担当分野の研究をおこない、論文や口頭発表などのかたちで成果を発表した。 人形浄瑠璃の上演の実態について、インタビュー調査および共同研究をおこなった。まず文楽座については、数度にわたる聞き取り調査および共同研究をおこなった(12月13・14日、12月17日、1月9日、2月8日)。地方人形座に対しても聞き取り調査の結果を整理し、細田明宏「山口県の義太夫師匠・竹本住寿太夫氏に聞く」(『帝京日本文化論集』22、2016年10月)として発表した。 代表者(細田)は、文楽座の人形遣いである吉田勘彌氏に対しておこなった聞き取り調査の結果をまとめ、また勘彌氏への補充調査をおこなった上で、「三人遣いの修業と動きの基本―文楽人形遣い・吉田勘彌氏に聞く」(『帝京大学文学部紀要日本文化学』48、2017年3月)を発表した。 人形の個性や心の動きを人が感じ取る過程に関する心理学実験をおこなった。今年度は主として、以前におこなった実験の結果を整理した。その結果は、次年度にニュージーランドで開催されるアジア社会心理学会においてTomoko Oe, Akihiro Hosoda「Breathing life into the bunraku puppets: Warmth comes into them when they make a movement」と題して口頭発表する運びである。 さらに、人形操り舞楽との比較研究をおこなうために、舞楽の演者である久恒壮太郎氏に対し、聞き取り調査をおこなった(10月3日)。次年度に再度聞き取り調査をおこない、それらの結果をもとに学会での口頭発表をおこなうべく準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
聞き取り調査の実施や心理学実験の整理など、おおむね計画通りに進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画に従って研究を進める予定である。現時点において、問題点は特に見当たらない。
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Causes of Carryover |
データ整理のアルバイトを雇い入れているが、一部の作業を次年度に回したことにより、予定よりも作業量が少なくすんだため。また、東京で開催予定の研究会が、次年度に延期となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度におこなう予定だったデータ整理を今年度におこなう。また前年度におこなう予定であった研究会も今年度におこなう。
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