2017 Fiscal Year Research-status Report
ネオリベラル・ポピュリズムの時代の自由民主党とゴーリスト政党との比較
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16K03469
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
大嶽 秀夫 京都大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (40083563)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ネオリベラリズム / ゴーリスト政党 / ポピュリズム / 自由民主党 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度には、28年度において収集した書籍、新聞切り抜き、インタビュー記録に加えて新たにそれらを追加的に収集し、これらを用いて改めて日仏政治の研究を行った。この結果、書籍の草稿をおおよそ完成させ、出版社との間で出版のための交渉を行っているところである。また、「座談会 ジェンダーギャップを日本はどう埋めるのか」と題する座談会に出席し、外国と日本との間にジェンダーギャップに関して現代的・歴史的に議論した。その成果は、他の座談会出席者との連名で公刊された。 この間、4月、9月、10月の3回にわたって東京に出張し、国会図書館でさらに資料収集を行ったほか、国会議員や外国の研究者と面談し、政治状況や研究状況に関するインタビューを行った。また、10月には別途、フランス・パリ、イタリア・ナポリ、同ローマに出張し、同様に資料収集を行い、外国の研究者等と面会して政治状況や研究状況に関するインタビューを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究計画に記載した資料の収集やインタビューを順調に行うことができた結果、平成30年度に予定していた学術成果発表のための論文執筆を速やかに進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、執筆を進めている書籍原稿の出版を果たすべく、交渉を行うとともに修正作業を進めたい。研究成果の一部を『レヴァイアサン』など学会誌ばかりでなく、これまで何度も寄稿してきた『アスティオン』、『中央公論』など、さらには新聞などのマスメディアを通じて発信したい。以上の研究は、単なる自由民主党とゴーリスト政党の研究の枠を超えて、日仏の政治システム全体の比較研究に向かう可能性を秘めており、事実申請者の意図もそこにある。
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Causes of Carryover |
資料のコピーなどに大学院生アルバイトの雇用を予定していたが自ら行ったため、謝金等の支払いを行わなかった。資料収集、成果発表のための旅費その他に充当する。
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Research Products
(1 results)