2019 Fiscal Year Research-status Report
地域包括ケアシステム導入と新たな地域社会の関係形成に関する実証的研究
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16K04084
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
松宮 朝 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (10322778)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 孤立 / 地域包括システム / 地域共生社会 / コミュニティ / 長久手市 / 市民農園 / 孤独死 / 孤立死 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、長久手市の地域包括ケアシステム、地域共生社会の取り組みに関する調査研究のまとめを中心に、学会報告や論文投稿につなげた。特に重視したのが、長久手市での地域共生社会推進のモデル、コミュニティソーシャルワーカーによる共同性構築プロセスの実証研究である。また、追加の調査として、愛知県を中心に宮城県、京都府福知山市、綾部市、静岡県掛川市、群馬県前橋市、高崎市にて、農を通じた取り組みに関する調査を実施した。最終的な報告書作成と、学会報告、学会誌への論文投稿は、期限を延長したことによって、2020年度に実施する。また、研究協力者の加藤昭宏氏(長久手市社会福祉協議会、愛知県立大学)も、本調査研究に協力していただき、学会報告、論文投稿を行っている。論文としては以下の通りである。 ①松宮朝,2019,「外国籍住民と公営住宅(下)」『社会福祉研究』21:23-32.②松宮朝,2019,「リーマンショック後の南米系住民の動向と第二世代をめぐる状況」是川夕編著『人口問題と移民』明石書店.③松宮朝,2019,「人口が5倍に増えた愛知県長久手市」『プレジデントオンライン』https://president.jp/articles/-/27809.④松宮朝,2020,「地域実践と地域の共同性をめぐる調査方法論」『愛知県立大学教育福祉学部論集』68:57-66.⑤笹山実希・小島祥美・石井晴雄・川原千香子・松宮朝,2019,「市民活動報告 地域社会への貢献をめざした大学間連携の可能性」『東海社会学会年報』11:106:113.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査研究について、長久手市の追加調査が未完了であり、2020年度に実施する必要があったため、研究期間を延長した。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、加藤昭宏氏と共著での学会報告・論文投稿を行う。また、単独での論文投稿を行い、調査研究のまとめを行いたい。
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Causes of Carryover |
2020年度に東海社会学会での調査総括報告を実施するため。
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Research Products
(6 results)