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2016 Fiscal Year Research-status Report

学校歯科検診における支援ニーズの高いASD児への養護教諭の支援に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16K04856
Research InstitutionKibi International University

Principal Investigator

池永 理恵子  吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10554115)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高尾 茂子  吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10584485)
赤坂 真人  吉備国際大学, 社会科学部, 教授 (20289193)
中嶋 貴子 (神宝貴子)  吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 講師 (40305777)
山内 芳忠  吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (70616218)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords自閉症スペクトラム障害 / 学校歯科検診 / 養護教諭 / 支援ニーズ
Outline of Annual Research Achievements

研究の目的は支援ニーズの高い自閉症スペクトラム障害(ASD)児の学校歯科検診における養護教諭の支援モデルの開発としている。平成28年度は国内外の文献検討、支援モデルの有効性の検証のための協力校の探索、支援モデル有効性のための調査票の検討、先進的な自閉症支援地域への海外視察を行い、研究の参考とすることとしていた。
平成28年度の実績は次のとおりである。
①自閉症支援の先進地であるノースカロライナ大学での自閉症支援における海外視察の機会を得て、幼児期から成人期のアセスメント~就労支援の実際を研修することができた。平成28年11月「第1回特別支援学校養護教諭グループ研究会」で研修報告を行った。②支援モデルの有効性の検証のための調査票の検討については、京都市の特別支援学校の協力を得て、試作した調査票でプレテストを実施した。修正版を作成し、本調査に使用できる段階である。プレテストの結果については、結果の統計処理を行い、プレテストの協力校に中間報告を行っている。③支援モデルの検証のための協力校の探索については、京都府で2校、京都市で1校、岡山県で1校、広島県で1校、鳥取県で1校の特別支援学校の調査協力校を得ることができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

自閉症スペクトラム障害(ASD)のある子どもの学校歯科検診の調査の実施については、子どもの個人情報保護等の課題があることや自閉症の特性として見慣れない人や物に対する敏感な反応が予想されるため、本研究では、観察法による調査を行っている。歯科検診場面での支援や子どもの実態は学校や子どもの特性によってさまざま異なるため、多様な支援方法の検討が必要であると考えている。従って、支援モデルの開発の前段階である、歯科検診場面の支援の実態把握に重点をおくことを現在検討している。
現段階では、調査協力校も確保できており、実態調査を継続中である。文献検討の研究報告と調査結果についての学会発表の場を検討中である。

Strategy for Future Research Activity

平成29年以降の計画は以下のとおりである。
①支援モデル開発のための歯科検診場面の支援に関する実態調査の実施
現在、調査協力校6校の内、3校が調査済みである。調査実施とデータ集計に係る協力員も確保できており、データ収集は6月中に終了予定である。②9月~10月にデータの統計処理と分析を行い、報告書と学会発表の準備を進める予定である。③平成30年度に自閉症関連の研究会においても報告会を予定している。④平成30年度は養護教諭の支援のためのパンフレットを作成予定である。そのため、障害歯科と学校保健の見地からアドバイスを受けることが可能な専門家を探索中である。

Causes of Carryover

平成28年度の研究調査は学校現場の実態を把握する目的で、研究分担者で調査を実施したため、研究協力員の人件費を使用していなかった。平成29年度は本調査を実施するため、調査協力員の雇用を計画している。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成29年度は特別支援学校における研究調査に6校の訪問を計画している。調査の実施とデータ集計、データ入力のための研究協力員の人件費に使用する計画である。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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