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2016 Fiscal Year Research-status Report

次世代型論理素子を全面展開する衝突型加速器実験トリガーシステムの構築

Research Project

Project/Area Number 16K05387
Research InstitutionHigh Energy Accelerator Research Organization

Principal Investigator

佐々木 修  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (30178636)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 宏  東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 教授 (80178574)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords素粒子(実験)
Outline of Annual Research Achievements

SoC素子として、Xilinx社のZynq-7000シリーズを候補とし、当FPGAを搭載した評価キットZC706を購入した。合わせて開発ツールソフトウエア等の開発環境の整備に着手した。FPGAの基本性能としての高速シリアル通信、基本ロジック部分の動作周波数などの性能を確認した。CPU 部分としてはその基本動作周波数、演算速度や入出力速度などの性能を評価した。合わせて、Gigabit EthernetやUSB、DDR等の外部メモリインターフェースのパフォーマンスを確認した。また、Linux OSを用いたソフトウエア環境を構築し今後の汎用モジュール設計のベースとすることができた。また、FPGAとCPUを接続する部分に関しては、標準的なCPUインターフェースを実装し、Linux上のソフトウエアからのアクセス性能について各種実測データを取得することができた。今後汎用モジュールを設計する上での基本となるデータの取得が出来たと考える。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初予定の通り、SoC素子を搭載した評価キットを購入し、各種測定・評価を行うことが出来た。また、今後の開発に必要となるOS環境及び基本ソフトウエアの整備を行うことが出来た。

Strategy for Future Research Activity

初年度に行った評価キットでの性能評価を更に行い、汎用モジュールの設計を開始する。合わせて、汎用モジュールに搭載するための基本ソフトの開発を進める。まずは、クロス開発環境を整備し、そこでLinuxカーネルやデバイスドライバーの開発、種々の実験用ソフトウエアライブラリの移植作業を行う。本課題で開発するハードウエアからソフトウエアに至るまで、今後様々な実験にも採用可能な知的財産となるため、当初から公開を前提に開発を進める。回路図、ハードウエア記述言語によるIP、検証用テストベンチデータ、そのIPへCPUインターフェースを介してアクセスするBIOSソフトウエア、Linuxカーネルイメージ、デバイスドライバーのソースコードなどの情報を共有するためのレポジトリサービスを整備する。

Causes of Carryover

計画遂行上必要な予算執行は行うことができた。出張旅費は、当初予定していた国内学会への出席が他の用務と重なり出席できなかった。結果として、少額の残金が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度予算と合算して執行を行う。汎用モジュールの製造を予定しており十分に執行可能である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] SoC(System on Chip)デバイスによるフロントエンドエレクトロニクス開発2016

    • Author(s)
      坂本宏
    • Organizer
      日本物理学会
    • Place of Presentation
      宮崎大学(宮崎県・宮崎市)
    • Year and Date
      2016-09-21 – 2016-09-24

URL: 

Published: 2018-01-16  

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