2018 Fiscal Year Annual Research Report
Drug discovery research for SPECT imaging of cell-cell comunication in in vivo
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16K10277
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
白神 宜史 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (00560400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 隼人 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助教 (30649083)
畑澤 順 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70198745)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | アスタチン / 核医学治療 / 甲状腺がん / グリオーマ / アルファ線 / 内用療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
アスタチン(211At)標識薬剤2種類、211At-NaAtおよび211At-Pheを製造し、細胞および動物実験を行い、α線照射によるがん治療薬(核医学治療又は内用療法)としての有用性について検討を進めた。211At-NaAtは、甲状腺がん細胞(K1-NIS)移植マウスに0.1-1MBqを投与するとき、用量依存的に腫瘍の増殖抑制効果を示した。また細胞実験にて、211At-NaAtはヨウ化ナトリウムシンポーター(NIS)を介して特異的に細胞に取り込まれた。211At-Pheは、グリオーマ細胞移植マウスに0.1-1MBqを投与すると、用量依存的に腫瘍の増殖抑制効果を示した。また211At-Pheは、グリオーマ細胞実験にてLAT1アミノ酸トランスポーターを介して特異的に細胞内にとりこまれた。そこで両化合物につき、医師主導治験または企業治験の開始を目指して、GMP製造方法・品質試験法の開発、並びに非臨床試験(薬効試験、薬物動態試験、吸収線量および安全性評価)に着手した。PMDA関西支部にてRS総合相談を実施し、治験開始に向けて必要となるデータパッケージや安全性評価の方針について協議した。以上の成果につき、次に示すごとく論文発表2件、並びに特許(外国)出願2件を行った。 ●論文公表:1)Watabe et al.,J Nucl Med. 2019 Feb 22. pii: jnumed.118.222638. doi: 10.2967/jnumed.118.222638。2)Kabayama K, et al.,Int J Radiat Biol 2019(in press) ●外国特許出願:1)PCT/JP2018/048442(特願2017-255109), 2)PCT/JP2018/030006(特願2017-151632)
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