2018 Fiscal Year Annual Research Report
Diversity of gastric cancer illustrated by CT
Project/Area Number |
16K10284
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
鶴丸 大介 九州大学, 大学病院, 助教 (90419565)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮坂 光俊 九州大学, 大学病院, 助教 (10457434) [Withdrawn]
村木 俊夫 九州大学, 大学病院, 医員 (10778848)
西牟田 雄祐 九州大学, 大学病院, 助教 (10635220)
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20457427)
浅山 良樹 九州大学, 医学研究院, 教授 (40380414)
川波 哲 九州大学, 医学研究院, 助教 (50330999) [Withdrawn]
本田 浩 九州大学, 大学病院, 教授 (90145433)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 胃癌 / 造影CT |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、胃癌の病理学的多様性に着目し、画像的な評価が可能であるかを検索することであり、胃癌の診断ツールの一つである造影CTで我々独自の表示法であるWall-carving技術を用いて評価を行った。 始めに、我々は胃のWall-carvingの正常構造を把握するために、Wall-carving展開像を用いて胃粘膜の内視鏡像との比較を行った。この研究では51例の早期胃癌症例のCT画像に対しWall-carving展開像を作成し、血管像の所見をnetwork(網状)、dendritic(樹枝状)、wavy(波状)の3パターンに分類し、胃粘膜の慢性変化(萎縮、襞腫大、びまん性発赤)、および胃癌の病理結果(肉眼型、組織型、深達度、局在)と比較した。上記血管像の頻度はそれぞれ16%、51%、33%で、dendriticパターンが最多であった。 血管像については、萎縮の程度に伴い血管の蛇行が強くなる傾向を認めた。 次に、我々は進行胃癌におけるWall-carving画像についての研究を行った。対象は造影CTを行い病理学的診断が得られた進行胃癌36例を用いた。Wall-carving像動脈相おける胃癌の増強の程度を表層からの深度ごとに評価し、病理学的所見(大きさ、肉眼型、深達度、組織型、間質量、発育様式、脈管侵襲、リンパ節転移)と比較した。結果、表層部は72%が強く増強され、深層は50%が強く増強された。病理学的所見は、深層の強い増強と組織型、間質量が有意な相関を示した。以上のことから、胃癌の造影CTでWall-carving像の深層を評価することで胃癌の病理構築(組織型、間質量)が類推できることが明らかとなった。
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