2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of novel theranostics probes with EPR imaging
Project/Area Number |
16K10291
|
Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
江本 美穂 北海道医療大学, その他, 講師 (10578735)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 博匡 札幌医科大学, 医療人育成センター, 教授 (70209013) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | Theranostics / EPRイメージング / ナイトロオキサイド / 抗炎症作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
画像診断領域や分子イメージング領域では、治療Therapyと診断Diagnosticsを組み合わせて行うセラノスティクス(Theranostics)の実現が期待されている。これは診断・治療・予後観察など、医療における一連の流れをセラノスティクスの為のプローブを用いることで、患者にとって最適な治療を行うことができる、個別化医療を目的とした新しい医療分野の流れである。平成30年度は磁気共鳴分野で利用可能なセラノスティクスのための新規プローブの開発をし、酸化ストレス状態を可視化できるEPRイメージング法により、炎症モデルマウスの脳内で生成される活性酸素種の抑制(治療としての側面)と、脳内酸化ストレス状態の画像化(診断としての側面)を同時に行える新規手法の確立を目的とし、研究を進めた。 平成28~29年度の結果を踏まえ、平成30年度に於いても新たなセラノスティクスの開発を目指し、脳内移行性をもつナイトロオキサイドプローブの合成、検討を継続し、マウスにおいて実証実験を行った。その結果、in vivo EPRイメージングにより合成したナイトロオキサイドプローブ脳内移行性を確認できた。本年度で最終年度ではあるが今後も継続して、本プローブを基本骨格としたセラノスティクス合成にチャレンジし、炎症モデルマウスでの酸化ストレス状態の画像化と活性酸素種抑制の双方を両立するセラノスティクスの確立を継続する予定である。
|
Research Products
(8 results)