2018 Fiscal Year Annual Research Report
Depression and Neurogenesis
Project/Area Number |
16K10722
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
安原 隆雄 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (50457214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 智継 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (10362964) [Withdrawn]
黒住 和彦 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (20509608)
道上 宏之 岡山大学, 中性子医療研究センター, 准教授 (20572499)
亀田 雅博 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50586427)
上利 崇 岡山大学, 大学病院, 助教 (60423290) [Withdrawn]
菱川 朋人 岡山大学, 大学病院, 講師 (60509610)
佐々木 達也 岡山大学, 大学病院, 助教 (80790865)
藤井 謙太郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40799318)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | うつ症状 / 神経新生 / 神経保護 / 脳梗塞 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度の成果として特筆すべきは、カプセル化細胞移植による、うつ病モデルラットに対する治療効果を示すことができたことである。(Kin K, et al. Mol Pshychiatry 2018) カプセル化骨髄幹細胞移植により、うつ病モデルラット脳内の神経新生が増幅され、うつ病様行動も改善を示した。そのメカニズムの一つとして、カプセル化細胞移植によって、脳内の神経栄養因子や成長因子濃度が上昇し、シグナルが活性化されたことも明らかにすることができた。一方で、脳梗塞モデルラットにおけるうつ様行動の解析は、思うように進まなかった。うつ病モデルとして用いているWistar Kyoto ratは虚血耐性があり、中大脳動脈一過性閉塞による脳梗塞を作製しても、均一な脳梗塞を作製することがかなり難しく、そのために、うつ病様行動にも相当なばらつきが出てしまうことが明確になった。個体ごとに脳梗塞の部位や体積とうつ病様行動との間に相関性が無いか検討したが、一定の結果が得られず、脳虚血モデル作製方法を、両側頚動脈閉塞による低灌流モデルを用いることとした。しかし、Wistar Kyoto ratにおける両側頚動脈閉塞による低灌流モデルでは、もともとのうつ病様行動にアドオンして、明確なうつ病様行動に与える影響は得られなかった。再びWistar ratを用いて中大脳動脈一過性閉塞による脳梗塞を行い、うつ病様行動の変化を確認中であるが、この研究期間中に、脳梗塞によるうつ病様行動と神経新生の関係性までを明らかにすることはできなかった。
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Research Products
(26 results)
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[Journal Article] Electrical stimulation enhances migratory ability of transplanted bone marrow stromal cells in a rodent ischemic stroke model2018
Author(s)
Morimoto J, Yasuhara T , Kameda M , Umakoshi M , Kin I , Kuwahara K , Kin K , Okazaki M , Takeuchi H , Sasaki T , Toyoshima A , Tajiri N , Agari T , Borlongan CV , Date I
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Journal Title
Cellular Physiology and Biochemistry
Volume: 46
Pages: 57-68
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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