2018 Fiscal Year Research-status Report
脳梗塞急性期プロトコル改修による治療効率及び予後の改善に関する研究
Project/Area Number |
16K10727
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
松本 省二 藤田医科大学, 医学部, 教授 (00570772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 裕司 産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (00319013)
吉良 潤一 九州大学, 医学研究院, 教授 (40183305)
山田 猛 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (50230462) [Withdrawn]
村井 弘之 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (80325464)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 急性期脳梗塞 / 診療支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
超急性期脳梗塞に対する発症4.5時間以内のt-PA静脈内投与療法及び、主幹動脈閉塞例に対する追加脳血管内治療は、脳梗塞発症から治療開始が早いほど効果が高いため、病院到着からt-PA静注療法開始までの時間(DNT: Door to Needle Time)をできるだけ短縮することが、世界各国のガイドラインで推奨されている。 我々は、2014年からDNT 30分以内を目標に掲げ、各種処置のプロトコルを整理し救急隊から連絡を受けた時点から院内の受け入れ準頸部動脈エコー検査医療スタッフ間のコミュニケーションの効率化を図るために「脳卒中急性期治療支援 web システム(Task Calc. Stroke)を開発を開始した。Task Calc. Strokeはワンクリックで複数部署に設置したスマートデバイス上に搬入予定時刻を知らせるとともに、しなければならないタスクの進捗状況をリアルタイムに確認できるようしている. これらにより、多くの病院で、効率的な脳卒中診療を可能とすることが狙いである。 H29年度の計画では本システムを導入することで、効果を検証する臨床研究を開始する予定であったが、通信状況等の影響により本システムの作動が不安定になることが判明した。そこで、H30年度に日立制作所と共同で、システムの改修作業を行った。H31年度に国内数施設でのTask Calc. Strokeの実証試験を計画中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
我々が開発した、脳卒中急性期診療支援ICTシステム(Task Calc. stroke)が、通信状況等の影響により作動が不安定になることが判明したそのシステムの改修作業に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
H31年度に改修した脳卒中急性期診療支援ICTシステム(Task Calc. stroke)を用いて、国内数施設で実証試験を予定している。
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Causes of Carryover |
脳卒中急性期診療支援ICTシステム(Task Calc. stroke)の調整が必要となり、期間を1年延長することに伴い次年度使用額が生じた。そして、H31年度に改修した脳卒中急性期診療支援ICTシステム(Task Calc. stroke)を用いて、国内数施設で実証試験を予定している。
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