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2016 Fiscal Year Research-status Report

血小板の細菌感染防御メカニズムの解明:新しい敗血症治療戦略を提唱するために

Research Project

Project/Area Number 16K10957
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

亀井 政孝  三重大学, 医学部附属病院, 准教授 (60443503)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 島岡 要  三重大学, 医学系研究科, 教授 (40281133)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords血小板 / 敗血症 / 新生児 / プロテオミクス解析
Outline of Annual Research Achievements

新生児では、成人と比較すると血小板機能は未熟であると疑われている。血小板は止血機能だけでなく、免疫系を調節する機能を持ち、創傷治癒や重症感染症時の炎症反応の制御、敗血症性ショックの病態にも関与していると考えられる。新生児血小板の免疫調節機能、血管内皮細胞修復も同様に未熟性を示すのか、逆に亢進しているのかは分かっていない。このような重要な未決の問いに対して、本研究では臨床サンプルを戦略的・効率的に使用し、「プロテオミクス解析での標的分子同定→in vitro機能解析→in vivo敗血症モデルでの解析」という理想的な研究の流れを構築し、解明することをめざす。H28年度は、新生児と成人血小板のタンパク質発現相対定量解析を行い、タンパク発現プロフィールを網羅的に比較検討する新生児血小板のプロテオミクス解析を実施する計画であった。ヒト臨床検体を用いてiTRAQプロテオミクス解析(タンパク質発現相対定量解析)を行い、新生児に特徴的なタンパク分子の変化プロファイルを明らかにすることを目指した。しかし、臨床サンプルとして、帝王切開新生児臍帯血サンプルを用いる計画であったが、サンプル収集がうまくいっていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

帝王切開新生児臍帯血サンプルの収集がうまくいっていない。これは、手術件数増加による臨床業務増加と実質稼働している麻酔科医の数がアンバランスであり、帝王切開に都合よく立ち会う時間をつくりだせていないことが大きな要因となっている。

Strategy for Future Research Activity

麻酔科医の急激な数の増加は望めず、手術件数抑制も不可能である。そこで、産婦人科医に共同研究者となってもらい、サンプル収集を確実なものとする計画である。さらに、サンプル収集後、ただちに血清分離し-80℃保存を要するが、マンパワー不足のため、手術室内に-80℃保存用タンクを設置できるよう努力する。

Causes of Carryover

初年度であったこともあり、学会発表の水準までは達しなかったため、学会などへの出張は行わなかった。また試薬などの購入物品を検討中であり使用を控えた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度以降の研究費とあわせて、研究図書、臨床サンプル保存用タンクと試薬の購入、学会への参加などを計画している。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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