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2017 Fiscal Year Research-status Report

子宮胎盤形成不全症の新たな治療~骨髄由来内皮前駆細胞の血管形成と新規抗凝固薬~

Research Project

Project/Area Number 16K11119
Research InstitutionOsaka Medical College

Principal Investigator

神吉 一良  大阪医科大学, 医学部, 非常勤医師 (30770911)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 林 正美  大阪医科大学, 医学部, 講師 (00551748)
大道 正英  大阪医科大学, 医学部, 教授 (10283764)
林 篤史  大阪医科大学, 医学部, 非常勤医師 (80411338)
寺井 義人  大阪医科大学, 医学部, 准教授 (90278531)
藤田 太輔  大阪医科大学, 医学部, 助手 (90411371)
鈴木 裕介  大阪医科大学, 医学部, 助教 (90770925)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywords流産 / 妊娠高血圧症候群 / 妊娠高血圧腎症 / ES細胞 / iPS細胞
Outline of Annual Research Achievements

ES細胞またはiPS細胞由来血管内皮前駆細胞を用いた流産・妊娠高血圧腎症モデルマウスに対する治療効果とそのメカニズムの検討
妊娠高血圧腎症は、妊娠20週以降に高血圧と蛋白尿を認める症候群で、子癇発作、常位胎盤早期剥離、胎児発育不全などの重篤な合併症を引き起こす。しかし、効果的な治療法が対症療法しかなく、根本的な治療は、妊娠の終了しかないため、治療法の開発は急務である。当グループでは、CBA/J(♀)×DBA/2(♂)の掛け合わせによって出来る流産・妊娠高血圧腎症モデルマウスに骨髄から分化させた血管内皮前駆細胞を投与することで流産率を改善することを報告した。しかし、一つの個体を治療するのに複数の個体から骨髄を採取することが必要であり、将来の細胞移植治療への応用時に妨げとなるため、本研究では、ES細胞またはiPS細胞から血管内皮前駆細胞を分化誘導し、マウスへ投与することで流産率、血圧や蛋白尿について非投与群・骨髄から採取した群と比較検討する。
免疫応答を考慮し、母体のCBA/JマウスからまずES細胞を樹立し、樹立したES細胞の解析を行い、ES細胞の証明を行った。またES細胞から血管内皮前駆細胞を分化誘導させ、流産モデルマウスへ投与することで、流産率が有意に低下していることを確認した。今後は、流産率を低下かせたメカニズムを検討し、論文作成を予定している。
これまでの研究によりCBA/JマウスからのES様細胞に樹立することに成功し、樹立したES様細胞が真にES細胞であると検証する実験(in vitroでの3胚葉への分化、核型解析)に成功した。また樹立したES様細胞およびヒトiPS細胞から血管内皮前駆細胞への分化誘導条件を確立でき、血管内皮前駆細胞を大量に調整し、流産・妊娠高血圧腎症モデルマウスへ移植し、流産率の有意な低下を確認した。今後は、流産率を低下させたメカニズムの検証する予定である。以上の実験の結果をみながら論文作成を開始する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

免疫応答を考慮し、母体のCBA/JマウスからまずES細胞を樹立し、樹立したES細胞の解析を行い、ES細胞の証明を行った。またES細胞から血管内皮前駆細胞を分化誘導させ、流産モデルマウスへ投与することで、流産率が有意に低下していることを確認した。

Strategy for Future Research Activity

これまでの研究によりCBA/JマウスからのES様細胞に樹立することに成功し、樹立したES様細胞が真にES細胞であると検証する実験(in vitroでの3胚葉への分化、核型解析)に成功した。また樹立したES様細胞およびヒトiPS細胞から血管内皮前駆細胞への分化誘導条件を確立でき、血管内皮前駆細胞を大量に調整し、流産・妊娠高血圧腎症モデルマウスへ移植し、流産率の有意な低下を確認した。今後は、流産率を低下させたメカニズムの検証する予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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