2018 Fiscal Year Annual Research Report
Three-dimensional finite element analysis using human trabecular models and forces on implants as predicted from occlusal forces on the remaining teeth in the implant treatment planning phase
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16K11588
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| Research Institution | Niigata University |
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Principal Investigator |
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 良明 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (10301186)
田中 茂雄 金沢大学, フロンティア工学系, 教授 (20262602)
山田 一穂 新潟大学, 医歯学総合研究科, 非常勤講師 (20397152) [Withdrawn]
黒川 孝一 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (60215085)
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| Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| Keywords | 歯学 / 骨応力予測 / 咬合力 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は2017年度に引き続き、同意が得られた下顎の片側欠損症例でかつ、正常な顎機能を有するインプラント検討患者のうち、埋入や骨治癒を経て上部構造装着まで治療が行われた患者より上部構造装着後の残存歯およびインプラントの咬合圧データを得た。研究期間中のデータを用いて、インプラント埋入前およびインプラント上部構造装着後の2時点で残存歯にかかる咬合圧を分析し、インプラント補綴治療が残存歯の咬合力負担に及ぼす影響を調べた。また、インプラント埋入術前に残存歯の咬合圧から埋入後のインプラント咬合圧を推定するために、線形回帰分析を用いて術前の総合咬合力および各部位の咬合力それぞれと上部構造装着時のインプラント咬合力測定値との間の相関の有無を求めた結果、インプラント側の残存歯（前歯と臼歯）およびインプラント側の臼歯において有意性が認められ（p<0.05）、それぞれの相関係数（r）は0.86および0.88であり、インプラント咬合力との間に明らかな相関関係があったことから、それらの咬合力は上部構造装着時のインプラント咬合力を術前に推定するには有用であると考えられた。
また、インプラント埋入計画の段階でCBCT撮影は実施された患者よりCBCTデータを得た。そのうち、上部構造装着まで治療が進んだ者において、CBCTデータと咬合圧検査データを有限要素モデル作成で結びつけた、より治療過程に沿ったモデルを成立させた。よって、2016年度に構築したCT撮影時にテンプレートを用いたインプラント治療のワークフローに加え、デジタルワークフローを用いた治療にも対応できるヒト生体骨梁モデルの3次元有限要素モデルの作成手法を成立させた。それらのモデルを応力解析する際の荷重条件を実際の患者から計測した咬合力から導いたインプラント咬合力値を用いることで、計画段階でのインプラント周囲骨の応力予測への展開が可能となると考える。
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