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2017 Fiscal Year Research-status Report

NFκBデコイ核酸の超音波マイクロバブル導入による変形性顎関節症の新規治療の開発

Research Project

Project/Area Number 16K11777
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

村本 健  東京医科歯科大学, 歯学部, その他 (30345300)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 細道 純  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (00420258)
石田 雄之  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (00516297)
鈴木 淳一  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (90313858) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsデコイ核酸 / NF-κB デコイ / 動物モデル / 炎症制御
Outline of Annual Research Achievements

かつて矯正歯科治療の患者層は小児または若年者が中心であったが、社会の高齢化やライフスタイルの変化、患者さんの機能のみならず審美面への高いニーズにより、成人の矯正歯科治療患者の割合が近年増加している。これに伴い、成人、特に、中高年の患者が抱える顎顔面領域の疾患である歯周病、顎関節症などが矯正臨床上の課題となっている。とりわけ、歯周病における口腔内炎症、顎関節症における骨および軟骨の炎症の制御、さらに、疾患により失われた硬組織に対する、低侵襲かつ効率的である再生医療の開発が求められる。近年、NF-κBデコイの作用により破骨細胞の活性化が抑制され、骨吸収が抑制されるという報告が、In vitroおよび In vivoの研究により報告されている。そこで、われわれは、この副作用が少なく、効果的であるデコイ核酸の特徴に着目して、骨・軟骨などの硬組織疾患、口腔への応用を着想した。
そこで、本研究では、NF-κBデコイ核酸による顎顔面領域の炎症への応用の基盤研究を目的として、はじめに口腔内の炎症の制御を行った。本実験では、ラットおよびマウスの歯周病モデルを作製し、対照群に対して、蛍光標識をしてあるスクランブルデコイゲルとマイクロバブルの混合物を塗布し、60秒間の超音波の照射を行い、また、実験群に対して、NF-κBデコイの導入を行った。その結果、デコイ導入2時間後において、デコイ核酸の口腔粘膜への導入が組織学的に観察され、NF-κBデコイの導入により、下流のIL-1β、IL-6、ICAM-1のタンパク質の発現の減少の結果が得られた。今後、硬組織への応用について、導入方法から検討する必要がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

顎関節症モデルの確立が遅れているため

Strategy for Future Research Activity

顎関節症モデルの確立および関節部へのデコイ導入実験

Causes of Carryover

顎関節症モデルへの実験の遅延のため

URL: 

Published: 2018-12-17  

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