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2016 Fiscal Year Research-status Report

フラボノイドをベースにした抗がん作用をもつサプリメントの開発

Research Project

Project/Area Number 16K11863
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

岡元 邦彰  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (10311846)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂井 詠子  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10176612)
西下 一久  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (20237697)
筑波 隆幸  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (30264055)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2019-03-31
Keywordsフラボノイド / 口腔扁平上皮癌 / 予防
Outline of Annual Research Achievements

各フラボノイドの代表として、アピゲニン(フラボン類)、フィセチン(フラボノール類)、ダイゼイン(イソフラボン類)、リクイリチゲニン(フラバノン類)、カテキン(フラバノール類)、シアニジン(アントシアニジン類)、を用いることにしているが、現在、フィセチン(フラボノール類)、リクイリチゲニン(フラバノン類)、シアニジン(アントシアニジン類)、の細胞毒性試験を行った。口腔扁平上皮がん細胞に関しては、株化されているHSC2, HSC3, HSC4, SAS, SCC25, Ca9-22, OSC20を用いた。
口腔内がん細胞を96穴プレートにまき、これに各フラボノイドを0-100 μMの濃度で添加し、細胞毒性試験(Cell Counting kit-8)を行った。50 μMの濃度以下で細胞毒性がみられたフラボノイドを選択するが、今のところ50 μMの濃度以下で細胞毒性を認めたがん細胞はなかった。現在、アピゲニン、ダイゼイン、カテキンの細胞毒性試験を行っている。口腔扁平上皮がん細胞に関しても、まだフラボノイドに関する細胞毒性が認められないので、絞り込めていない。
リクイリチゲニン、フィセチンに関しては、再度破骨細胞への細胞毒性を調べてみた。以前実験したように、リクイリチゲニンでは、10μl以上、フィセチンでは、1μl以上で破骨細胞抑制効果が認められたが、フィセチンが10μl以上で細胞毒性が認められたのに対し、リクイリチゲニンでは、逆に細胞増殖傾向が認められた。これらのことから、がんの予防に関して、リクイリチゲニンの方が長期投与という点においては可能性が大きいと考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

フラボノイドが5種類、がん細胞が7種類あるため、予定より時間がかかってしまっている。また、使用したがん細胞によって細胞増殖に差が生じるため、それぞれの細胞の増殖を統一するのに時間がかかっている。そのため、予定しているフラボノイド全てについてまだ細胞毒性試験が終了していない。

Strategy for Future Research Activity

だいたいがん細胞の増殖については統一されてきたので、今後はそれに沿って実験を行っていく予定である。しかしながら、それでもうまくいかなかった場合には、一番低濃度で効果の上がるフラボノイドを用いて、がん細胞の浸潤能などを調べていく。また、その場合には、シグナル解析も同時に行っていく。破骨細胞や骨芽細胞に関しては、すでにリクイリチゲニン、フィセチンでは行ってきているので、他のフラボノイドに関しても同様に行っていく予定である。

Causes of Carryover

がん細胞浸潤能を調べるためのマトリゲルチャンバー(ゲル無し)が国内に在庫が無く海外から取り寄せとなった。そのため納期に時間がかかり、今年度内に納入できないことがわかったため、次年度に発注を行うことにしたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

マトリゲルチャンバー(ゲル無し)の支払いに充てる。

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Published: 2018-01-16  

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