2019 Fiscal Year Annual Research Report
Examination of the effectiveness of TBL on developing active learners
Project/Area Number |
16K11889
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
三木 洋一郎 九州大学, 基幹教育院, 教授 (80262476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 一郎 九州大学, 歯学研究院, 教授 (70241643)
築山 能大 九州大学, 歯学研究院, 教授 (10236870)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | TBL / アクティブ・ラーニング / パフォーマンス評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)九州大学歯学部の全学年でTBL形式で実施している一連の授業科目において、学習者の能力評価を知識面のみに偏らず多角的に行えるよう、圧力計を用いた診察技能評価などの演習的要素を取り入れて実施し、教育効果を高めることができた。 (2)TBL形式の授業におけるピア評価等の実施にICT導入を進めて、ピア評価における質的評価コメントや授業評価アンケートの自由記載コメントからテキストマイニングにより特性的キーワードを抽出して評価に反映さえるための計算機環境を整備した(研究進行中)。 (3)九州大学共創学部において、前年度から準備を進めてきた新規開講の「協働科目」(PBLやTBLの要素を取り入れたグループワーク中心/課題探求・解決型授業)を実施し、多角的なパフォーマンス評価を行ってデータの分析を行うとともに、同授業の企画運営とくに学習者評価に関するノウハウ(暗黙知)の言語化を行った。 (4)グループ学習中心の授業における学習者のパフォーマンス評価の支援ツールとして、映像と音声を記録しAIにより分析するシステムの開発に着手し進行中である。 (5)日本医学教育学会・卒前教育委員会のメンバーと協力してアクティブ・ラーニングを推進するための医療系教員向けFD教材を開発し、関係者にWeb上で公開した。 (6)TBLやPBLの効果的実践の成果に関して、教育研究会等で報告するとともに、学内外の大学や高等学校等の教育関係者に対する知識供与を精力的に行った。
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