2017 Fiscal Year Research-status Report
看護×Fab:デジタルファブリケーションによる看護用具・用品の製作に関する研究
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16K11928
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
宮川 祥子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 准教授 (00338203)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 浩也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 教授 (00372574)
藤井 千枝子 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (60320818)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | デジタルファブリケーション / 3Dプリンター / 看護用品・用具製作 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、3Dプリンターをはじめとするデジタルファブリケーション環境を活用して看護用具・用品の製作を行うことについての可能性を明らかにする。現場でのニーズに基づいた看護用具の試作、試作した用具の可用性・安全性に関する評価、および用具製作のノウハウを共有することのインパクトについての検討を行う。また、現場のニーズから試作品の製作、ノウハウの公開・共有までのプロセスの検討を行い、安全で役に立つ看護用具の製作のための方法の確立と課題の抽出を行う。 2017年度は、医療機関とのワークショップを通じて、パーソナライズされたケア用品に関するニーズを収集し、ニーズを元に3Dプリンターを用いて開発したケア用品の機能評価を行った。また、ケア用品の作成プロセスについての検討を行った。また、ケア用品の製作に関するノウハウの公開・共有と、ケア用品を開発する際の医療職・患者・家族とのコミュニケーションに関する検討を行った。また、製作したケア用品の安全性の検証に関する検討・実施および評価を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2017年度に計画していたワークショップの開催・看護用品・用具の製作・ノウハウの公開とコミュニケーションに関する検討を予定通り実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度は、研究計画に沿ってワークショップの開催と看護用品・用具の製作を進め、その成果を通じて、活用可能性、安全性、評価プロセスに関する検討を行う。また、研究のまとめとして論文執筆を行う。
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Causes of Carryover |
国際学会旅費について学内補助が得られたためと、安全性検査を学内施設にて実施することができたため、次年度に使用する研究費が生じた。これは、国際学会への投稿および研究をより効率的に推進するための追加の機材購入に充てる予定である。
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Research Products
(1 results)