2020 Fiscal Year Annual Research Report
Building up a long-term follow-up system for patients with Pediatric, Adolescent, and Young Adult Thyroid Carcinoma
Project/Area Number |
16K11990
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
古橋 知子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (30295761)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊田 敦 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40224894)
鈴木 眞一 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (70235951)
鈴木 悟 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (30222061)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
【甲状腺検査を受ける小児がん経験者(CCS)への調査およびフォローアップ施行】は、令和2年度には新たに9名からの同意を得て、前年度から継続する12名と併せて、計21名のフォローアップおよび実態把握を実施した。フォローアップを実施する中で、複数科併診の調整、受診の途絶えや院内外の専門科(循環器、内分泌内科、や婦人科、眼科、整形外科、歯科など)との連携、進学や就職に関する課題に対する支援ニーズが見えてきている。現在、フォローアップ施行の結果について、記述統計および質的分析を実施し、まとめている。 本研究が目指す「小児・若年者甲状腺癌の長期フォローアップ体制の構築」のため、前年度に見い出した「長期的に評価が必要な3項目(片葉切除後のヨウ素制限、創部のケア、受診の途絶え)」に対し、新たな実態調査を開始した。、調査を継続しながら、背景や要因について検討をしている。また、強化が必要であることが明らかとなった支援については、病状の共通理解と将来を見越したセルフケアにつなげるためのツールを準備し、甲状腺外科の医師およびフォローアップにあたる看護師2名と打合せのうえ、外来診療時の説明や記録、支援に導入し始めた。令和2年度はCOVID-19感染拡大によって、受診の途絶えの把握の難しさ、居住地近くへの紹介希望などのニーズの顕在化など、新たな課題が見出された。 研究の進行が遅れていたため、令和2年度は研究遂行に注力し、研究成果の発表は次年度以降に行っていくこととした。
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