2019 Fiscal Year Annual Research Report
An intervention study on exercise therapy in female urinary incontinence
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16K12123
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
田尻 后子 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (00369810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽我部 美恵子 関西看護医療大学, 看護学部, 教授 (10299828)
霍 明 姫路獨協大学, 医療保健学部, 教授 (60383098)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 尿失禁 / 女性 / QOL / 運動療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
自立生活を送っている中高年女性が尿失禁を経験した日常生活の影響について検討した。 〔対象〕40歳以上の女性262人.〔方法〕調査で項目は①属性②排尿について③日本語版IIQ(Incontinence Impact Questionnaire)を倫理的配慮し実施した.分析方法は記述統計,ロジステック回帰分析,因子分析を実施した.因子分析は24項目を分析. 〔結果〕対象者の平均年齢56.13±10.0歳.尿失禁あり(1ヶ月以内に自覚が1回でもあった)は42.4%,以前に尿失禁の経験あり(1ヶ月よりも前に尿失禁の自覚が1回でもあった)は14.9%,なしは42.7%であった.頻度は1ヶ月に1~複数回は42.3%,量は少量(下着に数滴つく程度)は63.1%と最も多く,尿失禁のタイプは腹圧性55.9%,切迫性11.7%,混合性32.4%であった. ロジステック回帰分析は,年齢とIIQ項目の「歩く・泳ぐ・スポーツでからだを動かす」「地域の集会に行く」「どんな服装をするか」「 恥ずかしい思い」(p<0.01),「娯楽(映画・コンサートなど)を楽しむ」「車やバスで家から30分以上の場所へ外出する」「臭わないか,という心配のために活動が制限される」(p<0.05)の8項目であった. 因子分析では最も説明力が大きい因子1は「家族との関係」「家事(料理,掃除,洗濯など)をする」「家の中や外回りで日常作業や修繕作業をする」「買物をする」等の11項目で≪日常の生活行動≫とし,因子2は「ボランティア活動をする」「休暇で旅行に行く」「地域に集会に行く」「娯楽(映画・コンサートなど)を楽しむ」等の9項目で≪余暇行動≫,因子3は「臭わないか,という心配のため活動が制限される」「恥ずかしい思いをしないか,心配なため活動が制限される」「からだの健康の状態」「性的な関係をもつ」の4項目で≪気がかりな対人行動≫と解釈した
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