2019 Fiscal Year Annual Research Report
Clarification of tacit knowledge of nursing practice in pediatric outpatient department, and validation of learning method using SECI model.
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16K12187
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
藤田 優一 武庫川女子大学, 看護学部, 准教授 (20511075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 千惠子 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (10127293)
植木 慎悟 武庫川女子大学, 看護学部, 講師 (10779218)
北尾 美香 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (90779224)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 小児看護 / 外来 / 暗黙知 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、小児科の診療所で勤務する看護師の教育の現状とニーズについて明らかにするため、無記名自記式のアンケート用紙を用いて郵送法による横断調査を行った。全国の小児科のみを標榜している診療所2,155施設から無作為抽出した500施設に勤務する看護師のうち、診療所での経験年数が最も少ない看護師各施設1名を対象として調査を行った。 64施設よりアンケートが返送された。 子どもの看護に関する教育について独学で学ぶ際に使用している教材は複数回答で、「小児看護のテキストや雑誌」が47名(85.5%)、「インターネット」が40名(72.7%)、「WEB教材(eラーニング)」が3名(5.5%)であった。学びたい程度の平均値が高かった項目は、「アレルギーについて」が4.4、「予防接種について」が4.2、「育児指導の方法」が4.2などであった。学びたい程度と小児看護の経験年数との相関は、22項目中の16項目において有意な負の相関がみられた。これらの調査により、小児科の診療所で勤務する看護師の教育の現状とニーズについて明らかにすることができた。 この調査結果については、日本小児看護学会第30回学術集会(2020年6月開催予定)において、「小児科の診療所で勤務する看護師の教育の現状とニーズに関する調査」として演題登録し、採択済みである。 2018年度に調査を行った研究「小児科外来の看護師が実施しているスムーズに診療や看護を進めるための判断や工夫:参加観察とインタビューによる調査」について、2019年9月に論文の投稿を行い、武庫川女子大学看護学ジャーナルにおいて採択された。
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Research Products
(1 results)