2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of training program about medical care for special-needs school nurse
Project/Area Number |
16K12338
|
Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
玉崎 章子 鳥取大学, 医学部附属病院, 准教授 (90444629)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 洋子 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (30595153)
|
Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 学校看護師 / 多職種連携 / シミュレーション / インストラクショナルデザイン |
Outline of Annual Research Achievements |
新生児医療・救急医療の進歩・在宅用医療機器の進歩により在宅で過ごす重度障害を来たした患者(重症心身障害児)が最近20年の間に急増した。それに伴い、特別支援学校において人工呼吸器装着等の高度な医療的ケアを必要としながら学ぶ児童生徒が増加している。このような社会的背景から特別支援学校では教員と学校看護師の連携による医療的ケア実施体制の整備が急速に進んでいる。しかし、病院とは異なる教育の場で看護を行うことに対する学校看護師の戸惑いや、学校看護師に対する医療的ケアやリスク管理に対する教育プログラムの不備が指摘されている。医療的ケアを必要とする子ども達が特別支援学校で学ぶために不可欠な学校看護師への教育プログラムをインストラクショナルデザインに基づき構築し、実践、評価することを目的とした。 2017年度に実施した学校看護師、教員、養護教諭による多職種連携研修の学校看護師に対する6か月後のフォローを事後テスト、アクションプランを記載することで評価を行い結果をまとめた。人工呼吸器の取り扱いに関する知識は身についていた。アクションプランでは、児童生徒や呼吸器の観察を行うといった確認行動の記載が目立った。また、学校内での多職種連携に対する意識が不十分であることが分かった。 2018年度の多職種連携研修では、事前学習と前提テストの後、緊急対応を行う際の多職種連携がイメージしやすいようにグループワークを実施してからシミュレーションを行い、その後グループで振り返りを行う研修を行った。アクションプランの内容では、多職種で反復して訓練することの必要性、マニュアルの見直し、全職員への周知に関して記載があった。概念的な内容が多かったため、今後は机上での職種役割の記載だけでなく、シミュレーション動画の例示を行うとよる具体的な役割分担や連携について自己学習できると考えた。
|
Research Products
(2 results)