2017 Fiscal Year Annual Research Report
Challenge to build social capital of visually impaired people and local residents through archery program
Project/Area Number |
16K12962
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
渡辺 一志 大阪市立大学, 都市健康・スポーツ研究センター, 教授 (50167160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 恭代 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (10461188)
ThiThi Zin 宮崎大学, 工学部, 教授 (30536959)
辻岡 哲夫 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 准教授 (40326252)
森島 佑 鈴鹿工業高等専門学校, その他部局等, 助教 (40734132)
高井 秀明 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (50586146)
岡 育生 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (80160646)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | アーチェリー教室 / 視覚障がい者 / 健康・体力 / 照準システム / 得点通知システム / ソーシャル・キャピタル / 福祉・心理変容 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、地域の一般健常者と視覚障がい者が共に集い、学生の指導によるアーチェリー教室を引き続き5月から7月に実施した。 1)健康・体力測定(参加者の健康・体力測定の実施):形態等;身長、体重、体脂肪量、筋肉量、筋力;握力、背筋力、椅子立ち座り、アーチェリーMAX、KWテスト、運動機能:重心動揺、TUGテスト、柔軟性について検討した。身長、体重、体脂肪率に有意な変化は認められず、筋力、下肢筋量、柔軟性、バランス機能は、概ね向上する傾向を示した。また、立ち座り(30秒)、背筋力に有意な向上が認められた。2)社会福祉における参加者の意識変容:アーチェリー教室参加者の本教室に参加することによる「障がい」及び障がい者」への意識変容について、本教室参加前と参加後にアンケート調査を実施した。障害困難イメージ尺度については、前・後で有意な差が認められ、不平等認知尺度、障害親近性尺度についても変化がみられた。3) 参加者の心理的変化を検証するため、実施前、実施中のアンケート調査を実施した。継続的なアーチェリー教室への参加に伴って、コミュニケーション・スキル尺度の「自己統制」「自己主張」「他者受容」「関係調整」は、高まる可能性を示し、一過性運動に伴う感情尺度の「否定的感情」は,前期と後期と比較して中期で高まる可能性を示した。それに対して,「高揚感」「落ち着き感」は,前期と後期と比較して中期で低下する可能性を示した。 照準システムおよび得点通知システムの開発:照準器については、小型カメラを弓に装着して画像によるシステムの開発を試みた。また、超音波を用いた照準装置の開発に着手した。得点通一システムの開発では、画像による検出システムに加えて的中矢の音情報による的中位置の検出システムを試みた。 これらの成果を、国内・外の学会において発表した。
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Research Products
(6 results)