2016 Fiscal Year Research-status Report
コンピュータ適応型英語熟達度診断テスト無償提供システムの構築
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16K13273
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
水本 篤 関西大学, 外国語学部, 准教授 (80454768)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | コンピュータ適応型テスト / 教育評価・測定 / 言語テスト / 診断テスト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,コンピュータ適応型の英語熟達度診断テストをインターネット上で無償提供するシステムを構築するために,項目バンクの作成とテストの実施・フィードバックを管理するプラットフォームの開発を行う。そのために, (1) 言語テストや応用言語学のこれまでの知見に基づいた問題形式や分析方法の検討,(2) 項目と項目バンク作成,(3) 診断情報とそのフィードバック方法の検討,(4) コンピュータ適応型テストを無償で提供できるプラットフォーム作成,(5) テストの公開の5つを研究助成の2年間で遂行する。
前述の研究目的を遂行するため,本研究1年目では,言語テスト分野における先行研究のレビューを通してテスト形式と項目の検討を行った。また,今回の研究では,項目と項目バンクの作成が必要となるため,特に語彙の知識を測定するコンピュータ適応型テストの開発や,リーディングテストの理論的検討を中心に行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成28年度後半で行う予定であった,さまざまなスキルの項目と項目バンクの作成,フィードバック方法の検討,プラットフォームの作成が予定よりも若干遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は研究最終年となるため,語彙やリーディングの問題形式の検討は終わっており,その他のスキルについてのコンピュータ適応型テストへの実装可能性をできるだけ早く探り,問題作成,パイロットテスト,項目バンクの作成,フィードバック方法の検討,プラットフォームの作成を本年度中に完了させる。
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Causes of Carryover |
依頼する予定であった項目作成やシステム開発が平成29年度に変更になったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度中に663,713円を問題作成,項目バンクの作成,プラットフォームの作成を中心に予定通り執行し,全体の計画が遅れないように心がける。
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