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2017 Fiscal Year Annual Research Report

Development of CAR that can recognize pMHC molecule derived from endogenous antigen of tumor cells

Research Project

Project/Area Number 16K14631
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

赤堀 泰  三重大学, 医学系研究科, 講師 (80221711)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
KeywordspMHC / CAR / off-target
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、①キメラ抗原受容体(CAR)で使用できる、がん特異的なペプチドMHC複合体(pMHC)認識抗体を効率的に単離する方法の確立、そして、②単離抗体の安全性検討である。
研究代表者は、HLA-A24-WT1p235-243を標的として、人工合成のpMHCによる方法に加えて、ペプチドパルスLCL細胞を使用して、ナチュラルなpMHC認識抗体を効率よく単離する方法を確立した。その結果、#213を含む複数の抗体クローンを得たのであるが、#213がWT1発現の見られるがん細胞を認識して傷害する活性が最も優れていたので、以後、これに絞り込んだ検討を実施した。WT#213CAR導入T細胞は、複数のHLA-A24陽性かつWT1陽性のがん細胞株を認識してこれを傷害した。また、担癌モデル動物実験においてもがん抑制効果を発揮した。
それで、認識特異性を検討する目的で、ターゲットペプチドのアラニン置換によって抗体認識にクリテイカルに関与するアミノ酸を決定した結果、2M, 3T, 4W, 5Nの4つのアミノ酸が関与することがわかった。次に、これらのアミノ酸を性質の近いアミノ酸で置換する方法を実施し、認識配列についての検討を行った。その結果2番はM, Y, Wが、3番はT, N, Sが、4番はW, Fが、また、5番はN, Hが置換可能であることがわかった。これらの情報をもとにBLAST検討を実施し、38個のペプチドが得られたのでそれらを設計し、#213CARについての認識を検討した。その結果、2個のペプチドについて明らかな認識があることがわかった。これら2個のペプチドは正常組織において発現の見られる遺伝子である。これらの遺伝子産物が、本当にpMHCとして細胞表面に発現され、#213CARによって認識されるのか、という問題が次の課題となる。
以上の結果は、論文にまとめ、投稿を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2018

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Anti-tumor activity of CAR-T cells targeting the intracellular oncoprotein WT1 can be enhanced by vaccination2018

    • Author(s)
      赤堀泰
    • Organizer
      がん免疫学会

URL: 

Published: 2018-12-17  

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