2017 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidating the molecular pathology of inclusion body myositis using novel culture system and next generation sequencer
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16K15474
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
青木 正志 東北大学, 医学系研究科, 教授 (70302148)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
割田 仁 東北大学, 大学病院, 助教 (30400245)
鈴木 直輝 東北大学, 大学病院, 助教 (70451599)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 封入体筋炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
封入体筋炎(IBM)は原因不明で治療法が無く、病態解明に根ざした治療開発は重要な課題である。当科を中心にIBMの全国的な臨床調査を行い高齢化に伴い患者数が増加してきていることを明らかにしている。本研究ではsIBM患者生検筋組織から分離することによりsIBM骨格筋細胞を採取し、筋収縮培養系を活用した新規病態モデルの確立をめざす。さらに次世代シークエンサーを用いた筋細胞およびエクソソ-ム分泌小胞の病態修飾因子のRNAseq解析を通じて、IBM病態の全体像を明らかにしたい。動物モデル由来筋芽細胞でも検証し、創薬スクリーニング系を確立して病態に根ざした治療につなげることを目標として、研究を進めた。 sIBMに関しては患者検体収集を行うと共に、臨床情報についてもまとめて論文化することができた(Orphanet J Rare Dis 2016)。また患者血清における自己抗体の病態意義に関して、ヒト血清およびマウスを用いた実験で解析し、熊本大学との共同研究で論文を発表した(Ann Neurol 2016)。sIBMの臨床診断の時に必須である骨格筋生検の際に、患者同意を得た上で一部の骨格筋からCD56陽性の骨格筋芽細胞を分離・増殖・分化させた。これまでにあわせて8例のsIBM患者由来の筋芽細胞を樹立できた。また骨格筋に封入体形成を来すミオパチーのhnRNPA1変異家系から慶應義塾大学の支援の下でiPS細胞を樹立した。未分化性・分化能・染色体異常が無いことを確認している。プロテアソーム機能不全仮説に基づくマウスモデルに関してもPax7Creの骨格筋幹細胞特異的発現抑制マウスの解析を進めており、本マウスでは筋再生が顕著に障害されることを明らかにしてきている。現在、論文にまとめている。
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[Presentation] Multicenter questionnaire survey for sporadic inclusion body myositis in Japan.2017
Author(s)
Naoki Suzuki, Madoka Mori-Yoshimura, Satoshi Yamashita, Satoshi Nakano, Ken-ya Murata, Yukie Inamori,Naoko Matsui, En Kimura, Hirofumi Kusaka, Tomoyoshi Kondo, Itsuro Higuchi, Ryuji Kaji, Maki Tateyama,Rumiko Izumi, Hiroya Ono, Masaaki Kato, Hitoshi Warita, Toshiaki Takahashi, Ichizo Nishino and Masashi Aoki
Organizer
World Congress of Neurology 2017
Int'l Joint Research