2016 Fiscal Year Research-status Report
母児間マイクロキメリズムに着目した妊娠時免疫寛容とその移植学、腫瘍学への応用
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16K15699
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
寺田 幸弘 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10260431)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 直樹 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40447199)
清水 大 秋田大学, 医学部, 講師 (60400503)
佐藤 敏治 秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70636183)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | マイクロキメリズム / 免疫寛容機構 / キメラ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は母体-胎児間での細胞の相互交換現象であるマイクロキメリズムの成立機序の解明とその免疫寛容機構の移植医療及びがん治療への応用を目的としている。本研究の鍵はモデル動物作製である。28年度はマイクロキメリズムモデルマウス作製に取り組んでいる。胎児マイクロキメリズムマウスモデルは、野生型母親マウスにGFPマウス胚を移植することで作製する。母系マイクロキメリズムモデルマウスは雌GFPトランスジェニックマウスに野生型胚を移植することで作製する。移植胚数及び産仔数は、成立するマイクロキメラ細胞数と相関することが推定されるため、移植胚数と産仔数の安定した相関一致のための予備的実験を行い移植条件の設定を行っている。多くのマイクロキメラ細胞が成立するためには、移植胚数・産仔数は多いほうが良いが、移植胚と産仔数が一致する最大移植数を検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
条件設定のための基礎実験に時間を要し研究の進行が停滞しているが、至適条件が整いつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究において信頼性の高い結果を得るためにはモデルマウス作製が必須である。条件は整いつつあるので、今後これらを作製して研究を進める。
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Causes of Carryover |
研究状況の進捗状況の遅れにより、動物購入等の消耗品購入に余りが生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会参加等の情報収集を行い、計画通り、消耗品購入や旅費等に当てる。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] solated Loss of PMS2 Immunohistochemical Expression is Frequently Caused by Heterogenous MLH1 Promoter Hypermethylation in Lynch Syndrome Screening for Endometrial Cancer Patients.2016
Author(s)
Kato A,Sato N,Sugawara T,Takahashi K,Kito M,Makino K,Sato T,Shimizu D,Shirasawa H ,Miura H,Sato W,Kumazawa Y,Sato A,Kumagai J,Terada Y
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Journal Title
Am J Surg Pathol
Volume: 40
Pages: 770-776
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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