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2016 Fiscal Year Research-status Report

幼児の喘息疾患管理アドヒアランス向上のための支援モデル開発

Research Project

Project/Area Number 16K15943
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

土師 しのぶ  金沢医科大学, 看護学部, 講師 (80737974)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺井 孝弘  金沢医科大学, 看護学部, 助教 (20595326)
Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords小児喘息 / 幼児 / 喘息日誌 / インターネット / アドヒアランス
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、喘息の幼児をもつ養育者の喘息疾患管理へのアドヒアランスを高める目的で開始した。携帯端末を利用した喘息日記への記載を依頼することとした。ケース群A(喘息日誌を使用する)とコントロール群B(喘息日誌を使用しない)と二つの群に分け、ケース群へは週1回、喘息および疾患管理の状況をフィードバックする。コントロール群へのフィードバックを実施しない。介入研究であるため、介入内容の効果と被験者への負担などを慎重に検討した。さらに、介入効果を測る測定尺度を改めて吟味した。本研究では、介入前と介入後(1ヶ月)に、子どもの喘息状態、養育者のアドヒアランス、育児ストレス、家族機能、喘息の子どもをもつ養育者のQOLを測定する予定であるが、これらをインターネット上のアンケートシステムにて実施する。この運用のために、民間のシステム会社数社にサービスの内容とコストについて検討を依頼し、実現可能性の高いシステムの活用を検討した。この数社のうち最も安価で適切な調査が実行可能である、SurveyMonkey社のアンケートシステムを採用することとし、システムに喘息日誌内容(被験者の入力項目)を入力し、運用テストを続けている。さらに、運用は医師、研究者(看護師)、臨床心理士と多職種がチームとなって連携するため、各職種の役割分担を明確にし効率を高め、被験者の安全を確保できるよう検討を進めている。上記と同時に、倫理申請への準備を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究の進捗度は、倫理申請の準備と研究実施のための環境準備を進めている状況である。現在、進捗がやや遅れている理由として、下記のとおり4点が考えられる。
介入研究であるため、1) ケース群A(喘息日誌を使用する)への介入内容について、被験者の負担と安全性を慎重に吟味していることがある。また、2)育児ストレスなどの心理測定尺度を複数使用することから、これら尺度の適切性などを検討したこともある。さらに、これらをインターネット上のアンケートシステムにて実施する。3)この運用のために、システム会社数社にサービスの内容とコストについて検討を依頼し、実現可能性の高いシステムの活用を検討していることなどがある。また、研究全体の運用は、医師、研究者(看護師)、臨床心理士と多職種がチームとなって連携するため、4)各職種の役割分担を明確にし効率を高め、被験者の安全を確保できるよう検討を進めていることがある。以上から、研究の進捗がやや遅れていると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

倫理申請終了後、直ちに2~3名のプレテストを実施、喘息日誌の運用状況を確認後、進捗に影響を与えうる要因についての検討を行い、調整後、本格的なデータ収集を開始する。調査は6ヶ月程を予定しており、研究分担者及び研究協力医師と連携し収集をする。6ヶ月後をめどに分析を進める。データ数が目標に見立たない場合は、研究協力施設を増やす、もしくは、研究期間の延長をし、目標数を達成できるようにする。分析終了後、結果のポスター発表及び論文執筆を行い、関連雑誌への投稿を行う。

Causes of Carryover

予定していた情報機器及びデータ収集実施のためのインターネットシステムの活用について検討を重ねた結果、購入を先延ばしにしたものもあったため、使用額変更が生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

データ収集後のデータ分析に必要なソフト及びパソコンを購入予定である。そのほか、英論文のための英文校正を使用する。そのほか、学会参加のための参加費、交通費を使用予定である。

Research Products

(1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] NICUに入院経験のある児の父親が認識する夫婦の関係性と愛着2016

    • Author(s)
      須磨佳代子, 土師しのぶ, 寺井孝弘
    • Organizer
      第26回日本新生児看護学会学術集会
    • Place of Presentation
      大阪国際会議場(大阪府大阪市)
    • Year and Date
      2016-12-02 – 2016-12-03

URL: 

Published: 2018-01-16  

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