2016 Fiscal Year Research-status Report
高齢で繊維化している下肢リンパ浮腫を改善するために効果的な圧迫療法の開発
Project/Area Number |
16K15976
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
赤澤 千春 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (70324689)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒川 千登世 滋賀県立大学, 人間看護学部, 准教授 (10212614)
福田 里砂 京都看護大学, 看護学部, 准教授 (40534938)
森本 喜代美 園田学園女子大学, 健康科学部, 助教 (90616046)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | リンパ浮腫 / リハビリテーション / 硬度計 |
Outline of Annual Research Achievements |
目的:繊維化した下肢リンパ浮腫に効果のある圧幅を検討するのがH28年度の目的であったが、予定の筋硬度計が高額なため購入ができなくなり、他の測定方法と器具の選定が必要となったため文献検討を行った。 方法:医中誌で「皮膚硬化」「皮膚弾性」で検索し、6件が該当したが、そのうち5件は会議録であった。そこで、実際に市販されている測定器具をデモ機として使用して選定の参考にした。 結果:下肢の繊維化を測定する方法として①皮膚の硬度:皮膚押し込んだときの反力で測定する方法、②皮膚の粘性と弾性:皮膚を吸引することでその引っ張るときの力と元に戻るときの時間で測定する方法、③厚生省強皮症調査研究班がしめした2段階つまみ上げ法があった。①,②のそれぞれにデモ機として使用したが、②吸引圧法のデモ機は使用する吸引口の口径数によって違いが生じるため、値が一定しないので不採用とした。①は皮膚に軽く充てることで測定できるメリットがあるが軽く充てるためには練習ある。しかし、①が簡便であること、ストッキングの上からも測定できることから①硬度計を使用することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初下肢の繊維化の硬度を測定するための器具が予算上購入できないため、他の測定方法を探索する必要があり、色々なデモ機を確認したために時間がかかった・。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度の予定であった高齢で繊維化している下肢リンパ浮腫患者に効果のある圧幅を明らかにする。①繊維化している下肢リンパ浮腫患者の硬度を測定②圧迫療法で効果的な圧幅を確認する。
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Causes of Carryover |
次年度は握力計とストッキングを履いた時の圧を測定するピコプレスを購入する予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は高齢者の握力を測定し、今年度購入の硬度計で下肢リンパ浮腫の繊維化の硬度を測定する。リンパ浮腫患者が履いた弾性ストッキングの着圧をピコプレスで測定し、リンパ浮腫の繊維化した硬さに弾性ストッキングがどの程度の圧になるかを測定する。
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