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2016 Fiscal Year Research-status Report

尿中及び血漿メタボロームプロファイリングによる肥満に関連する代謝物マーカーの解明

Research Project

Project/Area Number 16K19259
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

栗原 綾子  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (40645470)

Project Period (FY) 2016-04-01 – 2018-03-31
Keywords肥満 / メタボローム解析 / 地域コホート研究
Outline of Annual Research Achievements

肥満(症)の発症は世界各地において重要な公衆衛生学的問題となっているが、特に日本人における肥満は生活習慣病発症への影響が大きく、早い段階から肥満を防ぐ必要がある。肥満に関わる代謝において特徴的なものとして、血中インスリンが挙げられるが、そのインスリン抵抗性のために肥満が生じたのか、それとも肥満の結果としてインスリン抵抗性が生じているのか議論が続いている。一方で、メタボローム解析は生体内の低分子化合物や代謝産物を鋭敏に反映させることから、肥満の代謝変化を明らかにし、これらの成果を予防へつなげようとする研究が行われつつある。
我々は、地域コホート研究を立ち上げ、従来の疫学研究に加えてメタボローム解析を用いた新しい疫学研究のフィールドを構築している。
本研究では、メタボローム解析を用いて尿中と血漿中アミノ酸の2つのメタボロームプロファイルを作成し、インスリン抵抗性や非侵襲的内臓脂肪蓄積度などの肥満関連因子との関連性をそれぞれ検討することにより、肥満に関連する代謝物マーカーを明らかにするとともに、尿中と血漿中のプロファイルによる違いを明らかにすることを目的とする。これらと並行して、食事摂取・栄養摂取と尿中・血漿メタボローム代謝物マーカーとの関連性を分岐鎖アミノ酸(BCAA)代謝を中心に行う。
平成28年度は、研究対象集団のメタボローム解析と、肥満関連因子をはじめとする健診結果データや調査票データのデータベース化を中心に研究を実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

「鶴岡市民を対象とした地域コホート研究」の平成27 年度調査(フォローアップ調査)の参加者について、(1)尿中および血漿メタボローム解析の実施、(2)非侵襲的内臓脂肪測定機を用いた内臓脂肪量の測定と一般的なライフスタイル状況のデータ化、(3)空腹時血糖値、血中インスリン濃度(IRI)測定値のデータ化を実施した。(1)については、現在メタボローム解析実施中であり、平成29年度中にはデータセットの整備、解析に着手したい。(2)、(3)については実施済みであり、(1)がそろえばデータ解析をすぐに始められる状態になっている。

Strategy for Future Research Activity

研究課題通りである。

Causes of Carryover

未使用額の発生は、購入予定であった分析消耗品について、物品調整を行うため、部分的に翌年度にまとめて消耗品購入することにしたためである。

Expenditure Plan for Carryover Budget

購入予定通りに進める。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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