2017 Fiscal Year Research-status Report
全身浴との比較による手浴が心身へ及ぼすリラクセーション作用の検証
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16K20738
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
山口 晴美 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (00750506)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 全身浴 / 手浴 / リラクセーション / 自律神経活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
H29年度は健康な女子大学生18名に対して予備実験を実施した。当初の計画においては、予備実験はH28年度に実施する予定であったが、H28年度は実験方法を再検討するプレ実験を実施したため本年度に予備実験を実施した。本研究の目的は、手浴が全身浴と同じくリラクセーション作用をもたらす有用な看護ケアであるかを科学的に検証することである。当初の予定では集中的に実験を行う予定であったが、研究を遂行するにあたり、被験者数やクロスオーバー式実験方法であることを考慮すると実験期間が複数の季節にまたがることが判明した。そして自律神経活動の四季による気候が自律神経活動へ及ぼす影響が問題点として抽出された。本研究ではリラクセーション作用を検証するために自律神経活動を指標としているが、自律神経活動は四季における気候の影響を大きく受ける。本研究はリラクセーション作用を検証する研究であり、自律神経活動を正確に把握するためには一般化する必要がある。そのため、四季による気候が自律神経活動へ及ぼす影響を一般化するために、四季の各季節のデータを測定することに方針を変更した。よって本年度は一年を通して各季節において実験を行いデータを測定した。産前産後休暇を取得したため、実験を行うことができる期間は制限されたが一年を通して18名のデータを取ることができた。また、並行してデータの解析を進めている。本研究では日本語版POMS2短縮版を用いて心理的影響を検証しているが、その結果を『主観的指標による全身浴と手浴が及ぼすリラクセーション作用の検証』という観点からまとめ、日本看護研究学会第31回近畿・北陸地方会にて学会発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
H29年度は健康な女子大学生18名に対して予備実験を実施した。産前産後休暇を取得したため、実験を行うことができる期間は制限されたが一年を通して18名のデータを取ることができた。また、並行してデータの解析を進めている。本研究では日本語版POMS2短縮版を用いて心理的影響を検証しているが、その結果を『主観的指標による全身浴と手浴が及ぼすリラクセーション作用の検証』という観点からまとめ、日本看護研究学会第31回近畿・北陸地方会にて学会発表を行った。現在H30年度中に学会発表や論文投稿にて研究結果を公表できるように解析を進めており概ね順調に進展していると考える。まずは予備実験の結果をまとめ、次の本実験へつながるように進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
現在H30年度中に学会発表や論文投稿にて研究結果を公表できるように解析を進めている。データ分析において新たな知見となる結果が得られており、まずは予備実験の結果をまとめ学会発表や論文投稿にて公表していきたいと考えている。また、予備実験のデータ解析を踏まえ計画を再考し本実験を実施できるように並行して進めていく。
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Causes of Carryover |
H30年度は予備実験の結果を学会発表や論文投稿したいと考えている。また、本実験も実施する予定である。発表や投稿にかかる費用と実験の被験者への謝金として使用したいと考えている。
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