2018 Fiscal Year Annual Research Report
how night, weekend, and holiday on-call duty affects visiting nurses' self-efficacy as well as interprofessional and multi-institutional collaboration
Project/Area Number |
16K20840
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Research Institution | Tokyo University of Technology |
Principal Investigator |
大木 正隆 東京工科大学, 医療保健学部, 准教授 (00459166)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 訪問看護 / オンコール / 多職種・多施設連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に得られた合計711名の訪問看護師からのデータ(有効回答率81.2%)を以下の順に分析した。①夜間・休日オンコールの経験ありの訪問看護師(n=492)を対象とし、作成した訪問看護師の夜間・休日オンコール自己評価尺度(案)に対し、経験年数を用いてMann-WhitneyのU検定(p<.05) を行い(判別的妥当性の検証)、主因子法バリマックス回転による因子分析(構成概念妥当性の検証)、夜間・休日オンコール総合評価とするVASとのスピアマン順位相関分析(p<.001)(併存妥当性の検証)、およびクロンバックα係数(0.95)から、一定の信頼性・妥当性が確認された5因子26項目からなる訪問看護師の夜間・休日オンコール自己評価尺度を開発した。②訪問看護師の夜間・休日オンコールが多職種・多施設連携に与える効果として、独立変数として訪問看護師の属性(性別、年齢、臨床経験年数、役職等)及び開発した訪問看護師の夜間・休日オンコール自己評価尺度(5因子)とし、従属変数として先行研究より採用した医療介護福祉の地域連携尺度を投入し、ステップワイズロジスティック回帰分析(変数選択の基準:有意確率p<0.2)を行った。その結果、訪問看護師の夜間・休日オンコール自己評価尺度の5因子中、3因子が地域連携を促進する変数であることが明らかとなった。③訪問看護師の夜間・休日オンコールが自己効力感に与える効果として、夜間・休日オンコール経験ありの訪問看護師(n=492)の自己効力感尺度は平均8.79±3.84、夜間・休日オンコール経験なしの訪問看護師(n=219)の自己効力感尺度は平均8.37±3.79であったが、有意な差はみられなかった(Mann-WhitneyのU検定)。しかし項目別にみると2項目でオンコール経験ありの訪問看護師の方が有意に点数が高い結果が得られた。
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Research Products
(2 results)