2017 Fiscal Year Research-status Report
アフリカにおける母乳栄養の促進と離乳食の普及にむけた食教育プログラムの開発と実践
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16K21404
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
山本 容子 東邦大学, 看護学部, 非常勤研究生 (10757173)
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Project Period (FY) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 教育プログラム / 母乳教育 / 離乳教育 / アフリカ / マラウイ |
Outline of Annual Research Achievements |
H29年度は、前年度に作成した調査票とインタビューガイドを使用し、研究対象地域で生活する母親を対象に質問紙調査およびフォーカスグループディスカッションを実施した。これらのデータを分析し、その調査結果をもとに現地の看護師や保健ワーカーと本研究課題で実施する教育プログラムの内容や実施方法について協議・検討し、教育プログラムの開発を行った。 次に、開発した教育プログラムを実施するため、保健センターに勤務する看護師および保健ワーカーに研究の協力依頼を行い、同意の得られた者に対して現地の看護師の協力を得ながら研修を実施した。 その後、研究対象地域の保健センターに出産のため入院してくる母親に協力を依頼し、同意の得られた場合に看護師および保健ワーカーが、入院中および乳幼児健診の場を利用しながら母乳と離乳に関する教育プログラムを継続的に実施している。また、教育プログラムの効果を検証するため、調査票を用いた質問紙調査を教育プログラムの実施前に行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
前年度は、現地調査が延期となったことから進捗が遅れていた。しかし、本年度は現地での調査期間を十分に確保することができたため、変更した計画内容をすべて実施することができた。また、最終年度に向けた準備も行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度は、導入した教育プログラムの効果を検証するため、教育プログラム終了後に調査票を用いた質問紙調査およびフォーカスグループディスカッションを実施し、プログラム評価を行う予定である。 また、調査結果を学会発表や論文投稿で公表する予定である。
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Causes of Carryover |
現地調査を継続的に実施するための旅費や人件費、研究成果の発表に使用する計画である。
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