2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17015018
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
浜島 信之 Nagoya University, 大学院・医学系研究科, 教授 (30172969)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 春夫 名古屋大学, 千葉県がんセンター研究局・疫学研究部, 部長 (10332355)
田中 英夫 名古屋大学, 愛知県がんセンター研究局・疫学予防部, 部長 (60470168)
鈴木 貞夫 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (20226509)
田中 恵太郎 佐賀大学, 医学部, 教授 (50217022)
嶽崎 俊郎 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (50227013)
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Keywords | コーホート研究 / 生活習慣病 / がん / 生活習慣 / 遺伝子型 / 生体指標 / 交互作用 / 匿名化 |
Research Abstract |
体質を考慮したがんを含む生活習慣病の予防対策に必要な基礎資料を収集するために、日本多施設共同コーホート研究(J-MICC Study)を平成17年度より開始した。本研究ではがん発生およびその他の生活習慣病死亡に関連する生活習慣、遺伝子型、生体指標(血液成分)の影響とその交互作用を探索確認する追跡調査、罹患・死亡に先行して変動する生体指標、特に臨床前担がん状態を反映する生体指標を探索確認する発病前診断研究、登録時に集められた生活習慣、遺伝子型、生体指標の関連を調べる横断研究から構成される。対象は35〜69歳までの男女10万人で、10箇所程度の地域において住民、検診機関受診者、病院受診者から参加者を募集する。2005年度から2009年度までを登録期間として、5年後の2010年度から2014年度に第二次調査を行う。追跡調査は2025年までの予定である。生活歴データ、健診データ、血液検体(血清、血漿、パフィーコート)を連結可能匿名化して中央事務局(名古屋大学医学系研究科)にて収集管理し、研究の概要や進捗状況はホームページ(http://www.jmicc.com/)により公開している。2007年度までに9箇所(鹿児島、佐賀、名古屋、静岡、滋賀、岡崎、千葉、京都、徳島)にて登録が開始され、これまでに約40,000人が登録された。また、九州大学のCOEコホート(福岡)との連合も完了し、10,000人が追加され、合計50,000人となった。研究計画および検体管理についての論文が刊行された。これまでに集積された検体の中から4,700検体を選び、約100遺伝子多型の測定を終了した。今後、このデータを用いて生活習慣や検診結果との関連を検討する。
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Research Products
(11 results)