2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17015047
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
山口 一成 National Institute of Infectious Diseases, 血液・安全性研究部, 部長 (20128325)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 俊樹 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (30182934)
緒方 正男 大分大学, 医学部, 講師 (10332892)
魚住 公治 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 准教授 (90253864)
岩永 正子 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (00372772)
日野 茂男 鳥取大学, 医学部, 教授 (70012763)
内丸 薫 東京大学, 医科学研究所, 准教授 (60251203)
上平 憲 長崎大学, 大学院・歯薬学総合研究科, 教授 (80108290)
岡山 昭彦 宮崎大学, 医学部, 教授 (70204047)
高 起良 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10315997)
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Keywords | ATL / HTLV-1 / JSPFAD / HTLV-1関連疾患 / HTLV-1キャリア / Nutlin |
Research Abstract |
ATLの発症予防を目指す共同研究(JSPFAD)プロジェクトの協力施設は43施設で,ほぼ全国を網羅している。 ATL及びHTLV-Iキャリア登録はこれまで3,000以上で,共同研究を含む解析に用いられている。東大医科研病院キャリア専門外来での背景因子分析で,キャリアの地理的分布に変化が生じている可能性がある。1.19年度は約900の末梢血のプロウイルス量を報告し,細胞とDNAを保管している。発症高危険群の新たな同定法としてRT-PCR Arrayを用いたATLの早期診断/発症予測法を開発し,「ATL型発現スコア」がキャリアをウイルス量とは異なる層別化に有効であり,「スコア」高値キャリア群からの発症の有無を検討中である。ATL細胞のゲノム異常の解析で,ゲノムコピー数異常の実態を明らかにした。2.2007年までに登録された842名のキャリアの追跡状況。登録時年齢は59.8才,母親の出生地の80%が西日本。登録時のプロウイルス量の中央値は1.74%。追跡期間中4例がATLに進展していた。3.キャリアの家族歴,輸血歴から,感染経路が母児間感染の29名,配偶者間感染の39名を同定した。母児感染者のプロウイルス量は2.64%であり,配偶者の0.94%に比して有意に高値。しかし母児感染者でも10年以上の長期追跡でプロウイルス量が増加するのは20%にすぎず,母児感染者の全てがATLのハイリスク群とは考えられず,更なる発症危険因子の絞込みが可能である。4.新しい分子標的薬(MDM2阻害剤)によるATL治療戦略:Natutin-3aはMDM2とp53の結合を特異的に阻害する,新規抗癌薬である。十数種の血液悪性腫瘍株のp53遺伝子変異statusとnatulin感受性を調べ,p53遺伝子wild type細胞株は全てNutlin感受性であり,p53遺伝子mutant type細胞株は全てNutlin抵抗性である。ATL細胞株ではcellular-senescence誘導がp53依存性の細胞に重要な働きをしている可能性があり、Nutlinによるp53再活性化という治療戦略はATL細胞に対して有効である。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Overexpressed NF-κB inducing kinase contributes to the tumorigenesis of adult T-cell leukemi a and Hodgkin Reed-Stemberg cells2008
Author(s)
Saitoh Y, Yamamoto N, Dewan MDZ, Sugimoto H, Martinez VJ, Iwasaki Y, Matsubara K, Qi X, Saitoh T, Imoto I, Inazawa J, U tsunomiya A, Watanabe T, Masuda T, Yamamoto N, Yamaoka S.
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Journal Title
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[Journal Article] A novel natural compound,a cycloanthranilylproline derivative (Fuligocandin B),sensitizes leukemia cells to apoptosis induced by tumornecrosis factor related apoptosis-inducing ligand(TRAIL)through 15-deoxy-Delta 12,14 prostaglandin J2 production2007
Author(s)
Hasegawa H, Yamada Y, Komiyama K, Hayashi M, Ishibashi M, Sunazuka T, Izuhara T, Sugahara K, Tsuruda K, Masuda M, Takasu N, Tsukasaki K, Tomonaga M, Kamibira S.
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Journal Title
Blood 110
Pages: 1664-1674
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