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2006 Fiscal Year Annual Research Report

K中間子が拓く超高密度クォーク物質の研究

Research Project

Project/Area Number 17070007
Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

岩崎 雅彦  独立行政法人理化学研究所, 岩崎先端中間子研究室, 主任研究員 (60183745)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 應田 治彦  独立行政法人理化学研究所, 岩崎先端中間子研究室, 先任研究員 (60221818)
板橋 健太  独立行政法人理化学研究所, 岩崎先端中間子研究室, 研究員 (30322093)
松田 恭幸  独立行政法人理化学研究所, 岩崎先端中間子研究室, 先任研究員 (70321817)
大西 宏明  独立行政法人理化学研究所, 岩崎先端中間子研究室, 研究員 (60360517)
KeywordsK中間子 / カイラル対称性 / 高密度核物質 / ストレンジネス
Research Abstract

K中間子と核子の間に強い引力が働いていると言う実験事実を元に、K中間子が原子核に深く束縛された状態であるK中間子原子核の存在が理論的に予言されている。近年の理論計算は、K中間子原子核内部ではK中間子と原子核の相互作用により原子核自身が収縮し、超高密度核物質が生成されるということを示唆している。一方、これまでに世界各地においてK中間子原子核探索実験が行われてきたが、未だその存否についての決着がついてはいない。そこで我々は、最も基本的なK中間子原子核であるK-pp束縛状態に注目、3He(K-,n)反応によるK-pp束縛状態生成実験を、現在建設中のJ-PARC陽子加速器施設において実施することを計画した。そして、本実験を大強度陽子加速器における原子核素粒子共同利用実験審査委員会に提案、J-PARC E15実験として採択された。この実験は、反応により放出される中性子を前方に設置する中性子カウンターで測定、K-pp束縛状態が崩壊するモードとして考えられるK-pp→Λp反応を、標的を囲むようにして設置する全方位型崩壊粒子検出器において測定し、反応の終状態をすべて押さえる完全実験である。
現在、全方位型崩壊粒子検出器の概念構築が終わり、個々の検出器について実機製作に向けた詳細設計を行っている。その第一段階として、全方位型崩壊粒子検出器の重要な構成要素のひとつであるソレノイド電磁石の設計および製作を行った。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-09-28  

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