2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17074007
|
Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
竺 覚暁 Kanazawa Institute of Technology, 環境・建築学部, 教授 (30064447)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中森 勉 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (30148150)
下川 雄一 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (90308586)
山崎 幹泰 金沢工業大学, 環境・建築学部, 准教授 (10329089)
丹治 明 日本工業大学, 工学部, 講師 (70217214)
|
Keywords | 技術史 / 産業技術史 / 技術革新 / 建築史・意匠 / デジタル・コンテンツ・アーカイブ |
Research Abstract |
平成19年度は、昨年度に引き続き工作機械産業資料のデータベース登録を進めるとともに、新たに自動車産業の資料蒐集に着手した。まずトヨタ博物館に協力を依頼し、トヨタ自動車株式会社がこれまで製作・販売してきた自動車の製品カタログを拝借し、そのデジタル画像化を進めた。現在までに約200冊のデジタル画像化、およびデータベース登録を完了した。次年度も引き続いて行い、最終的に約400冊分の登録を行う予定である。また、続いてホンダ社にも協力を打診し、現在ホンダ・コレクションホールの担当者と協議を続けている。 デジタル画像化とデータベースシステムに関する技術的な問題は、前年度までにほぼ解決したが、データベース登録作業の簡略化により効率的に作業を進めるため、システムの改良を行った。かつ、作業マニュアルの作成、改訂により、作業工程の見直しを継続的に行った。 さらに、イギリス・ドイツの代表的な技術アーカイヴにおける歴史的技術資料の収集、整理、管理、公開のシステムの調査研究のため、マンチェスター科学技術博物館、アイルランド国立建築アーカイヴス、英国王立建築家協会図書館、ドイツ博物館、ミュンヒェン工科大学建築アーカイヴスなどを訪れた。各機関において、技術アーカイヴの責任者、担当者に聞き取り調査、およびアーカイヴの整理・保管状況の写真撮影、データベース運用状況の確認などを行った。各機関の概要や運営に関する資料を入手し、本研究の今後の展開に必要な多くの知見を得た。
|