2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17083018
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岡 元司 Hiroshima University, 大学院・文学研究科, 准教授 (10290777)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 章 関西大学, 文学部, 教授 (70121895)
太田 出 兵庫県立大学, 経済学部, 准教授 (10314337)
曽田 三郎 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40106779)
藤田 明良 天理大学, 国際文化学部, 教授 (50309514)
岸田 裕之 龍谷大学, 文学部, 教授 (10093585)
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Keywords | 墓 / 疫病 / 環境 / 海域交流 / 寧波商人 / 航路 / 現地調査 / 日中交流 |
Research Abstract |
平成19年11月に東方学会会員総会(於日本教育会館)において、特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成-寧波を焦点とする学際的創生-」現地調査研究部門と支科省特別研究促進費「中世総合資科学」との共同で、ジンポジウム「都市・墓・環境をめぐる歴史的空間ー文理融合による日中比較ー」を開催した。.本研究課題に おいておこなってきた現地調査をもとに、槙林啓介が「北宋かち南宋・金への墓制の変容'墓構造の考古学的分析を中心にして」、岡元司が「疫病多発地帯としての南宋期両浙路'人口・環境・日中交流」と題して発表をおこない、日本と中国の歴史的空間の変遷の共通性と相違性について東アジア海域交流の視点から新たな認識を得ることができた。 また、平成19年12月に刊行された現地調査研究部門の雑誌『東アジア海域交流史現地調査研究〜地域・環境・心性〜』第2号の中で、本研究課題の藤田明良が中心となって特集「海をむすぶ祈り-東アジア海域交流と信仰-」と題して現地調査にもとづく5本の論文を収録し、また松浦章も寧波商天と航路の関係について豊富なデータに裏づけられた論考を執筆した。 他に、本研究課題の太田出・佐藤仁史が共編で『太湖流域社会の歴史学的研究』を出版し、現地調査め手法を広く学界に認識させる優れだ成果を公にした。
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Research Products
(8 results)