Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井堀 利宏 東京大学, 経済学研究科, 教授 (40145652)
石黒 馨 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (20184509)
瀬島 誠 大阪国際大学, 法政経学部, 准教授 (60258093)
秋山 英三 筑波大学, システム情報工学研究科, 准教授 (40317300)
八槇 博史 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 准教授 (10322166)
|
Research Abstract |
平成19年度においては概ね当初の計画通りに研究活動は進展した.当該研究課題の中心部分であるシミュレニション環境構築パートでは,シミュレータが一応の完成を見たことは大きな成果であった.平成19年度に行われた中間評価において,評価Aを獲得した.設計作業のために10回以上にわたる会議を開催した. (A)シミュレーション・モデル作成パートモデル作成とその基礎となるGPGの理論研究では,平成19年度12月15日に京都大学法学研究科21世紀COEプログラムと共催でシンポジウム「国際秩序と戦略的思考」を開催したことが特筆される.モデル作成については,新たに,公共財モデル,国際関税交渉,規範形成,繰り返し囚人のジレンマ,遺伝的アルゴリムズを組み込んだ繰り返し囚人のジレンマ,戦争と同盟,提携交渉,3人ゲーム,国際政治経済のカタストロフィなどの諸モデルが構築された. (B)シミュレーション環境構築パート申請時の計画通りシミュレータが完成した.平成19年度では,分析ツールめ改善に重点が置かれ,プログラム知識を持つユーザにも利用価値の高いシミュレータ環境実現が可能となった.また,モデルライブラリを充実させるため,シミュレーション研究者が利用できるモデル組込環境を構築した.これによって,平成20年度以降におけるモデルライブラリの整備と充実化の準備が出来た. (C)テスト・ベッド・シミュレーション・パート平成20年度から本格する本パートの前段階として,GPGSiMを使って2レベル・ゲームのシミュレーション実行と分析を行った.また,モデル組込環境の使用についての講習会を当該科研メンバを中心に行った. 平成19年度予算の平成20年度繰越分モデル・ライブラリの効率性の改善が問題として残り,平成20年度10月から12月まで(株)数理システムの支援を継続し,データやり取りのためのインタフェース整備などシミュレータGPGSiMの整備が完了した.
|