2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17202017
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
若尾 政希 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 助教授 (80210855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 冬彦 京都橘大学, 文学部, 教授 (70166883)
鈴木 俊幸 中央大学, 文学部, 教授 (00216417)
柏崎 順子 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (20262389)
山本 英二 信州大学, 人文学部, 助教授 (20262678)
杉本 史子 東京大学, 史料編纂所, 助教授 (10187669)
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Keywords | 出版文化 / 写本 / 書物 / 社会変容 |
Research Abstract |
1.日本の出版文化を、A書物・出版と環境、B本屋・出版、C写本と刊本、D流通、E享受者・読者、F作者・思想家の6つ研究視角から捉えることの是非について、議論した。 2.本年度のフィールドワークは、高知、岡山・福山、小千谷、米沢等で実施し、資料の整理・掘り起こしを行った。また、奄美、信州上田・中野等で来年度以降の調査に向けての予備調査を行った。 3.「書物・出版と社会変容」研究会を4月、5月、6月、9月、11月、12月、1月に開催して、研究交流を行った。19名が報告をし、近世〜近代の出版文化について、熱心な議論を行った。 4.一年の研究成果を取りまとめた雑誌『書物・出版と社会変容』を作成し、論文7編、資料紹介2編を収載した。 5.「日本における書物・出版と社会変容」を特集した『一橋論叢』134-4を編集し、11編の論文を収載した。また歴史科学協議会編集『歴史評論』664号の特集号「日本近世の書物・出版と社会変容」に協力した。 6.本年度の重点プロジェクトとして、『土芥寇讎記』、『武家諫忍記』、『武家勧懲記』『諫懲記後正』といった一連の「大名評判記」を取りあげ、その関係性を考察し、『「大名評判記」の基礎的研究』を発刊した。
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